「いつかやりたい」の「いつか」って、いつなの?

教会と老人

僕は余生という言葉が嫌いだ。

人生に「余り」なんてものはない。

 

 

「生きる」ということは、常に「今ここ」の連続。

今、今、今を繰り返した先に未来があるわけで。

 

 

過ぎ去りし過去を嘆き、

まだ見ぬ未来を憂う。

 

 

そんな生き方をしている人がたくさんいる。

 

 

時間ができたらあれがしたい。

お金ができたらこれがしたい。

 

 

そうやって、条件をつけて未来を楽しむ。

だが、もうお分かりのはずだ。

本当はもう、わかっているはずだ。

 

 

きっと、あなたには「時間」も「お金」もやってこない。

世界はそのようにできている。

「時間」も「お金」も、作ろうとしなければ作れないのだよ。

 

 

 

 

お年寄りにしつもんする。

 

「自分の人生で後悔していることは何ですか?」

 

 

すると、多くの人がこう答えるらしい。

 

「もっと冒険しておけばよかった」

 

 

有名な話だ。

誰もが一度は聞いたことがあるだろう。

そう、有名な話なのだ。

 

 

みんな、後悔するのだ。

あなたも僕も後悔するんだよ。

後悔するってわかってるんだけど、冒険しないのだ。

 

 

だって、人間だもの。

 

 

「いつか」叶えたい夢がある。

きっと誰にだって叶えたい夢があるはずだ。

だが、人生には「いつか」という日はない。

 

 

俳優の大杉漣さんが亡くなった。

僕は北野武監督の映画が大好きだ。

北野映画には欠かすことのできない名俳優さんだった。

 

 

人生って儚いよなぁ…。

心から思うよ。

 

 

儚い。

一瞬だよ、一瞬。

 

 

長い長い人生の旅路だけどさ、終わるときはサクッと終わるんだな。

命って儚いよ。

 

 

いつ、この人生が終わるのか。

それは誰にもわからない。

 

 

人生100年の時代だそうだ。

もしかしたら、僕もあなたも100歳まで生きるかもしれない。

だが、明日でこの命が終わるかもしれない。

 

 

そんなのわかんないんだよね。

だから、思う。

 

 

余生とかないんだよ。

今やりたいことは、今やりたいことなんだ。

今行きたい場所は、今行きたい場所なんだ。

今会いたい人は、今会いたい人なんだ。

 

 

いい?

今やりたいことは、いつかやりたいことじゃないよ。

今行きたい場所は、いつか行きたい場所じゃないよ。

今会いたい人は、いつか会いたい人じゃないよ。

 

 

この魂が喜ぶ方向へ進もう。

大切なのは、あなたはどうしたいのか、ってことだよ。

 

 

世の中の正解を追い求めると、生きることに苦しくなる。

そこには「こうあるべき」「こうでなければならない」が溢れているからね。

 

 

大切なことは、いつだってあなたの内側にある。

その答えを知っているのはあなただけだから。

 

 

魔法の質問

 あなたの本当の気持ちはどうですか? 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。