オレ、諸葛孔明になりたい。
上海にいた時代、僕は「赤壁」へ行った。
『三国志』(マンガの方ね)を読み、映画『レッドクリフ』を見て、三国志にハマった。
『赤壁の戦い』の舞台は、思いっきり観光地化されていたけれど。
関羽とか張飛とか有名だけど、僕は断然諸葛孔明が好きだった。
流れを読み、戦略を考える。
そういうの、カッコいいなぁと思った。
そういえば竹中直人さんが豊臣秀吉を演じたNHK大河ドラマ『秀吉』でも、僕がカッコいいなぁ…と思ったのは竹中半兵衛と黒田官兵衛だった。
そう。
みんな軍師なんだよね。
僕は軍師が好きなのだ。
昔、サッカー部の顧問だったころ、突拍子もないアイデアを考えるのが好きだった。
ズバリはまった作戦がある。
「パールハーバー」と呼んでいた奇襲作戦だ(笑)
キックオフ時、ゴールキーパーを残して全員がハーフウエイラインに並ぶ。
相手チームはそれだけで驚く。
キックオフと同時に全員が相手ゴールにダッシュする。
ゴールキーパーはパスを受けると、ダイレクトでゴール前に放り込む。
ただ、それだけ。
ちなみに、公式戦の1回戦でゴールキーパーの蹴ったボールがそのままゴールに入った。
混乱したDFがペナルティーエリアに殺到し、ゴールキーパーは目測を誤り、無人のゴールへと転がっていったのだ。
してっやり!
こういうことを考えるのが好きだった。
以前、図書委員しかやったことのない女の子が、初めて生徒会役員選挙に出てトップ当選を果たした。
そのときも、戦略を立てた。
スピーチの本やキャッチコピーの本を読み、人の記憶に残る方法を研究した。
スピーチはズバりハマった。
軍師として戦略を立てる。
その人が一番輝く形を作り上げる。
そうそう。
諸葛孔明は、『三顧の礼』をもって迎え入れられたという。
関羽、張飛を引き連れ天下に名をあげていた劉備。
そんな劉備が、まだ無名の諸葛孔明のもとに3度訪れ、迎え入れたという。
そういえば、僕がビジネスプロデューサーを務める彼も、僕のもとに3度訪れ、3度目に「いっしょに仕事をしましょう」ということになった。
軍師として生きる。
人生って面白いなぁって思う。
ビジネスプロデュースのお話が1件、コンサルのお話が2件。
なんかどんどん進んでいく。
必要とされるってうれしいなぁと思う。
魔法の質問
どんな登場人物に惹かれますか?