せっかく講師になったのに、講座ができないあなたへ

PTA講座の講師

せっかく講師の資格を取ったのに、全然講座ができない!って人は多い。

せっかくコーチングの資格を取ったのに、クライアントさんがいない!なんて人も多い。

 

 

思うに、資格を取ると、あちら側からこちら側に回った気分になれる。

お客さん側から協会側に回った気分になれる。

 

 

でも、それって本当だろうか?

案外、「資格取得者」って、協会にとって一番の「お得意様」になっていたりする(笑)

そう。

高額商品を買ってくれる「上お得意様」だ。

 

 

「資格を取ったら講座ができますよ」

「資格を取ったら個人セッションができますよ」

なんて言葉には気をつけたい。

 

 

早い話、

儲かりまっせ♡

に惹かれたなら考え直した方がいい。

 

 

ネットワークビジネスもそう。

僕はあれを悪いとは思っていない。

ただ、その商品を心から愛し、みんなが幸せになる!と思ってるなら広めればいい。

 

 

でも、多くの場合、それは

儲かりまっせ♡

に惹かれていることが多い。 

 

 

そういうものは循環しない。

やがて滞る。

諸行無常。

それがこの世の定め。

 

 

お金を追いかけているうちは、お金は逃げていくばかり。

異性を追いかけているうちは、恋人ができないのと同じ♡

 

 

自分が本当に成し遂げたいものを追いかけたとき、はじめてお金が追いかけてきてくれる。

人生を輝かせようしたとき、理想のパートナーに出会えるのと同じ♡

 

 

協会の偉い人たちは、やれブログを書け、やれメルマガを始めろ、やれLINE@だ、やれクロージングが弱い、とうるさいことを言う。

ダメ出しのオンパレード。

がんばらないから結果が出ない、とおっしゃる次第だ。

 

 

まあ、できない要求をし、できないから結果が出ないのよ、と言っておいた方が何かと都合がいい。

そのうえ、「一部のできる人」を賞賛し、「できる人」と「できない人」の格差社会を作る。

そんな序列が生まれるくらいなら、パートで働いた方が確実に手元にお金が残るわけだけど。

 

 

儲かりまっせ♡の魔法は、人の心を蝕んでいく。

気がつくと、高額の資格取得料金を支払ってフェイドアウトとなる。

 

 

 

ほら、僕こういうことをストレートに書いちゃうから嫌われるんだよな。

 

 

SNSに「うまくいってます」的演出投稿をする。

人気のところに人は集まるから、それはそれで正しい。

 

 

でも、「満員御礼」をうたっておきながら、一切受講者の写真がない。

それって、不自然だよね。

だって、自尊感情を満たしたいあなたは、集客できてるなら間違いなく「たくさんの受講者」を写しているはずなのだ。

なんなら「集合写真」まで撮っているはずだ。

 

 

もういいよ。

そんな演出はやめよう。

 

 

資格があれば何かができる気がしたよね。

大切なことは資格じゃないの。

もうあなたの中にあるものなの。

 

 

それを必要な人に届けるだけなんだ。

いい?

人はコンテンツには集まらないよ。

あなたに集まるんだよ。

 

 

だから、まずあなたが輝くことから始めるの。

 

 

そんなに講師になりたい?

そんなに個人セッションがしたい?

 

 

大切なことは「何のために?」なの。

それ、お金をいただかなくてもやりたい仕事?

そこが大事だと思うよ。

 

 

それ、本当に伝えたいの?

ヴィジョンは何よ?

何のためにやるのよ?

 

 

自尊感情を満たしたいためなら、やめといた方がいいよ。

そういう講師さんって、「私すごいでしょオーラ」を出しちゃうから。

そうすると、受講者さんの満足度、ムッチャ低くなるもん。

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。