言葉にしなくなったとき、人は成長しているのだ。

子育て万博2019

本当に「すごい人」は、

自分のことを「すごい」なんて言わない。

 

 

本当に「成功している人」は、

自分のことを「成功している」なんて言わない。

 

 

言葉にしているうちは、

まだまだなのだよ。

 

 

SNSで見かける「私ってスゴいんです投稿」。

他者に「すごいね」と言われても、

「まだまだっス」と答えるのが武士の精神。

 

 

ただ、そのあとで、

「そう言っていただけるのはうれしいです。

 ありがとうございます」

と答える謙虚な心。

 

 

美しい所作と振る舞い。

だから、こそ人からの評価はさらに高まる。

 

 

自分で自分のことを「すごい」というのは、

「恥」の文化をもつこの国では、

美意識を感じない。

 

 

昔、よく子どもたちに伝えていた。

「自分で自分のことをすごい先生とか言ってるヤツにロクな先生はおらんのよ」って。

 

 

 

心はいつだって、

高嶺を目指す。

 

 

けれど、

謙虚に慎ましく。

 

 

事実を淡々と。

そして、それを評価するのは周囲。

 

 

でも、そんな周囲の言葉に流されず。

ただただありのままに。

自分を表現し続けよう。

 

 

人間は成長すると、言葉が変わる。

僕はたくさんの「すごい人たち」に出会ってきた。

 

 

誰一人として、

「僕はすごい!」

なんて言わなかった。

 

 

どこまでも謙虚だった。

言葉が消えて、はじめて自分の成長に気づく。

 

 

そういうものだと僕は思う。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。