我が子が悪い子に見えたときは…
「この子は悪い子じゃない!」
僕、そんなこと言ったんだ
毎日人に会ってるからね、なにしゃべったかなんて覚えてなくてね。
でも、言ったらしいね。
あるお母さんが僕のところに相談に来た。
長女が愛せない。
そんな相談だった。
次女がかわいそうだ。
そんな話もした。
長女が悪い子で、次女は良い子。
そんな話を聞いた。
僕は同意しなかった。
なぜって?
人間に良いも悪いもないから。
それは主観である。
ジャッジである。
あなたには悪い子に見え、
あなたには良い子に見える。
ただそれだけのこと。
すべてはあなたのフィルターを通して語られていること。
だから、僕は伝えた。
「この子は悪い子じゃないよ」
お母さん、はじめは「この人、何言ってんの?」って思ったらしい(笑)
まあ、お母さんは長女の子育てに悩んでいて、僕はそんな長女に会ったことがないのだから仕方ない。
占い師さんにも言われたらしい。
この子は悪い子。
お母さんとの相性も最悪って。
とんだ占い師だ。
だから、僕は「占い師」が嫌いだし、「僕は占い師じゃない!」といつも言っている。
その占い師の言葉にお母さんは、いっそう「悪い子フィルター」で見てしまうようになった。
気がつけば、悪いところにばかり目が向くようになる。
なんども書くけれど、「良い」とか「悪い」とかはジャッジだ。
僕ら命術師は陰と陽で語る。
陰転させるか。
それとも陽転させるか。
そういうことを考えている。
つまり、マネージメントなのだ。
他者がどのように関わるかで、その子はいかようにも転じる。
よくテレビ番組で、不良少年が一人の教師との出会いで劇的に変わった、なんてのを見かけるじゃないか。
不良少年。
そこだけを切り取れば「悪」かもしれない。
しかし、それは少年が陰転した姿。
教師の関わりで陽転させたに過ぎない。
「良い」「悪い」はなく、そこには一人の人間がいて、関わり方ひとつで陽転させることも陰転させることも可能なのだ。
ある女性から、こんな相談を受けた。
3人の男性と仲良くしているのだが、どの人と結婚したら良いか。
かなりの美人で、「じゃあ、僕と結婚するのが一番いいですよ」と言いそうになったが、妻子ある身なので、グッと我慢した(笑)
冗談はさておき、僕が伝えたのはシンプルである。
「どの人と結婚してもいいんです。その人といかに関わるかの方が大事だから」と。
相性も同じです。
「良い」「悪い」ではないのです。
運気だって同じです。
「良い」「悪い」ではないのです。
いかに陽転させていくか。
よき関わりでもって陽転させる。
ただそれだけのことなのです。
この子は悪い子です?
子どもとの相性は最悪です?
バカなこと言っちゃいけませんよ。
「良い」「悪い」なんて語るものじゃありません。
まして、子育てに悩むお母さんにそんなことを伝えたら、余計におかしくなるじゃありませんか。
子どもに悪い子なんていません。
関わり方ひとつで、いくらでも変容します。
それを僕ら命術師はお伝えしております。
ですから、僕らは「占い師」じゃないんです。
参謀役、軍師、戦略家。
そんなイメージですね。