子どもや旦那が靴を揃えません!


「うちの旦那を見ているとイライラします」

「子どもを見ているとイライラします」

 

まあ、そんな女性って多いんですな。

 

 

で、ここで大事なのは、旦那がイライラさせているわけではないってことよ。

子どもがイライラされてるわけではないってことよ。

 

 

わかります?

 

 

旦那を見て、あなたがイライラしているのね。

子どもを見て、あなたがイライラしているのね。

 

 

旦那や子どもがイライラさせてるわけではない。

あなたがイライラしているだけ。

 

 

ここが重要。

 

 

なぜって?

 

 

旦那や子どもがイライラの原因だと思っていると、旦那や子どもを変えようとするじゃない?

でも、イライラの原因が「あなた」にあることがわかれば、あなたはあなたを変えればすむわけ。

 

 

わかります?

 

 

他人を変えるのって大変よ。

だって、あなた。

ダイエットすらできないじゃない?

 

 

自分を変えることすら難しい私たちが、他人を変えようとすると大変よ。

確実にぶつかるわね。

 

 

 

僕らってすぐに相手を変えようとするんだけどさ。

それって戦争しか起こさないわけよ。

 

 

だって、基本的に私たちは変わりたくない生き物だからさ。

変わるときは自分で変わる。

他人が自分を変えようとしてくるとイラっとくるよね。

 

 

で、自分はイラっとするくせに、他人は変えようとする。

ムッチャ厄介な生き物なんだよな。

 

 

ってことで、まず事実にちゃんと目を向けよう。

たとえば、子どもがさ、玄関の靴を揃えないとするじゃん?

で、どうしても母親としては「ちゃんと」させたい。

 

 

まあ、この「ちゃんと」なんてのは、マジで厄介な代物ですわな。

だって、この「ちゃんと」ってお前の中では「ちゃんと」だけど他者にとっては「どうでもいい案件」だったりするんだわ。

 

 

んで、「ちゃんと靴を揃えなさい!」なんて怒鳴って、イライラしている。

子どもは叱られたらやる。

 

 

悪いと思ってやるわけじゃない。

「叱ってくる人」を処理するためにやるのね。

 

 

(あぁ…、面倒臭い人だな…)と思いながら、片付けるわけね。

だから、何度でもやるよね。

失敗するよね。

 

 

まあ、あれさ。

世の中には2種類いるのよ。

靴を揃えた方がいいと思ってる派と、そこはどっちでもいいかな派がさ。

 

 

靴を並べるのなんて、ぶっちゃけ2秒でしょ?

気づいたら、自分で並べちゃった方が早いよね。

心が平穏でいられるじゃん?

 

 

でもさ、人は他者を思い通りにコントロールしたいんだよな。

だから、イライラして叱る。

自分のことをコントロールすらできないクセに、他人をコントロールするんだわ。

 

 

大切なことはさ、イライラを選ばないことだよ。

誰もあなたをイライラさせようとは思っていない。

 

 

ただ、子どもや旦那も精一杯生きてる。

精一杯生きてない人などいない。

 

 

自分が何にイライラしているのか、感じてみるといいよ。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。