いつもいつも悩んでいる人の正体を明かそうか?


私たちは誰もが「愛されたい」と願っている。

他者に大切にされたい。

そんな思いを、誰もが持っている。

 

 

では、他者に愛される、大切にされるために、どう生きればいいだろう?

 

 

もっとも大切なことは、愛される人になることである。

大切にされる人になることである。

 

 

人間関係は鏡だ。

他者を愛し、他者を大切にする。

それだけで、愛される人になれる。

 

 

そのためには、自分を満たすことが大切だ。

自分の心が満たされぬまま、他者を愛するなど不可能。

まず、自分の心を満たす。

その満たされた心で、他者を愛する。

 

 

さすれば、あなたもきっと愛される。

 

 

ところが、もっと簡単に愛される方法がある。

 

 

それは弱者を演じることだ。

弱い人間を演じることは、周囲の注目を浴びる最も簡単な方法である。

 

 

あなたの周りに、「常に悩んでいる人」はいないだろうか?

まだ起きてもいないことに恐れを抱き、悲劇のヒロインを演じている人だ。

妄想劇場の住民と呼んでもいい。

 

 

わかりやすく言うと「カマッテちゃん」である。

 

 

彼女たちはエネルギーバンパイアである。

妄想劇場を繰り返すことで、人のエネルギーを吸い尽くす。

 

 

けれど、彼女たちに罪はない。

弱者を演じることが、唯一の愛される手段なのだから。

 

 

「私は辛いんです」

「私はかわいそうなんです」

「私は悩んでます」

 

 

そんな発信を繰り返す人がいる。

その発信が必要なのだ。

必要だから繰り返しているのだ。

 

 

なぜって?

愛されたいから。

愛されるためには、弱者を演じるほかはない。

 

 

自分がいかに可哀想な人かを演じることで、愛を手にいれることができる。

そうやって他者の愛を食べ尽くす。

ゆえに、エネルギーバンパイアと呼ばれる。

 

 

本当に弱い存在なのか。

それとも、弱者を演じているのか。

 

 

よくよく眺めてみるといい。

あなたの愛をそんなものに吸われてはならない。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。