いつもいつも悩んでいる人の正体を明かそうか?
私たちは誰もが「愛されたい」と願っている。
他者に大切にされたい。
そんな思いを、誰もが持っている。
では、他者に愛される、大切にされるために、どう生きればいいだろう?
もっとも大切なことは、愛される人になることである。
大切にされる人になることである。
人間関係は鏡だ。
他者を愛し、他者を大切にする。
それだけで、愛される人になれる。
そのためには、自分を満たすことが大切だ。
自分の心が満たされぬまま、他者を愛するなど不可能。
まず、自分の心を満たす。
その満たされた心で、他者を愛する。
さすれば、あなたもきっと愛される。
ところが、もっと簡単に愛される方法がある。
それは弱者を演じることだ。
弱い人間を演じることは、周囲の注目を浴びる最も簡単な方法である。
あなたの周りに、「常に悩んでいる人」はいないだろうか?
まだ起きてもいないことに恐れを抱き、悲劇のヒロインを演じている人だ。
妄想劇場の住民と呼んでもいい。
わかりやすく言うと「カマッテちゃん」である。
彼女たちはエネルギーバンパイアである。
妄想劇場を繰り返すことで、人のエネルギーを吸い尽くす。
けれど、彼女たちに罪はない。
弱者を演じることが、唯一の愛される手段なのだから。
「私は辛いんです」
「私はかわいそうなんです」
「私は悩んでます」
そんな発信を繰り返す人がいる。
その発信が必要なのだ。
必要だから繰り返しているのだ。
なぜって?
愛されたいから。
愛されるためには、弱者を演じるほかはない。
自分がいかに可哀想な人かを演じることで、愛を手にいれることができる。
そうやって他者の愛を食べ尽くす。
ゆえに、エネルギーバンパイアと呼ばれる。
本当に弱い存在なのか。
それとも、弱者を演じているのか。
よくよく眺めてみるといい。
あなたの愛をそんなものに吸われてはならない。