褒められると「そんなことないです」が口癖のあなたへ


「かわいいね」

 って言うたび、

「そんなことないです」

 って答える人がいます。

 

「すごいね」

 って言うたび、

「そんなことないです」

 って答える人がいます。

 

 

それを謙遜と呼んでいたりします。

ええ、日本人ってそういうところありますよね。

美徳って言うんですか?

 

自分のこと、

「俺、すげ〜!」

とか言うと、

鼻につくわけですね。

 

 

でもね、

こうやって自分で自分をサゲるの、

やめた方がいいなって思うの。

 

 

これさ、

第3者を挟んで考えてみてほしいの。

 

たとえば、

AさんがBさんに対して

「かわいいね」

 って言うでしょ。

 

隣にいたCさんがね、

「そんなことないです」

 って答えるわけよ。

 

ちょっとカチンってくるよね。

 

 

AさんがBさんに対して

「すごいね」

 って言うでしょ。

 

隣にいたCさんがね、

「そんなことないです」

 って答えるわけよ。

 

傷つくよね。

 

 

こういうことを

自分で自分にやっているの。

 

 

「そんなことないです」

って言いながら、

無意識に自分を傷つけてんだよね。

 

 

本当はCさん、

どんな言葉をかけたらいいんだろ?

 

 

たとえば、

AさんがBさんに対して

「かわいいね」

 って言うでしょ。

 

隣にいたCさんがね、

「そうなの、かわいんだよね」

 って言ってくれたら、

 うれしいよね。

 

 

まあ、

でも、それ自分で言うと、

やっぱ鼻に付くか。

 

 

「ありがとっ!」

ぐらいがちょうどいいかな。

 

 

あのね。

 

 

否定しないでいいんだよ。

そんなに自分を傷つけなくていいんだよ。

 

 

周りの人は、

あなたが思うほど、

あなたを低評価してないから。

 

 

褒められたら

「ありがとう」

でいいんだね。

 

 

そのまま受け取る。

これって大事だな。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。