「褒める」より「認める」がいい

子ども 全受容

良いことしか褒めないよね。

先日、こんな質問をいただきました。

「褒めると認めるって、どう違うんですか?」

 

僕はこう考えています。

 

「褒める」にはね、評価が伴います。

「良い」ことは褒めるけれど、「悪い」ことは褒めません。

そして、その「良い」「悪い」はジャッジです。

 

 

事実とジャッジは違います。

100人いたら100人の人が納得するもの。

それが事実です。

 

ですが、ジャッジはそういうものではありません。

「それ、ちょっと違うんじゃない?」

そんな人もいるのが、ジャッジ。

ジャッジは、感情や価値観に左右されるものなのです。

 

でね、


昨日は良かったのに、
今日は良くない。

…みたいなことは案外多いわけで。

 

そういう先生に、
そういう親に、
子どもたちは苦労しています。

 

「いつもは怒らないのに、今日は怒るんだよね」

 

うん、
そうやってブレブレの大人に対して、
子どもたちは辟易しているのです。

 

だって、大人でもそうじゃない?

気分でコロコロ変わる人って付き合いづらい。

 

「良い」とか「悪い」とか、
そういう基準ってホントに曖昧です。

時代によっても地域によっても変わります。

ときには、相手によっても変わります。

 

「楽しい」「おもしろい」「明るい」なんてのもそう。

そう感じている人の心の在り様ひとつで変わるわけですね。

 

ジャッジとはそういうものです。

そういう曖昧なもので判断を下して、
「これは素晴らしい!」
なんてのが「褒める」なのかな?って思います。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

  「認める」ために、何にフォーカスしますか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。