なぜあなたはがんばれないのか


ダイエットは、基本的に「明日から」だし、

決意なんてものは、だいたい3日で終わる。

 

 

新年に抱負を抱くけれど、

1月中には挫折していることが多いわけです。

 

 

僕らは、自分へのダメ出しは得意なわりに、

自分を律することは苦手だったりする

面白い生き物です。

 

 

そのうえ、他人には厳しく

大人という生き物は

とりわけ子どもには厳しくします。

 

 

本当に不思議だな、

と思う次第です。

 

 

自分に厳しくする。

自分を律する。

これができない大人は多くいます。

 

 

決意とか、本当はしない方がいいです。

 

 

「がんばるぞ!」って決めてがんばれるほど

僕らは完璧な人間ではありません。

 

 

じゃあ、どうしたらいいか。

 

 

それはね、ちゃんと「がんばる理由」をつくることです。

 

 

確かに「ダイエットは明日から」なわけですが、

結婚式を前にした花嫁は一世一代の努力をします。

そこには「がんばる理由」があるからです。

 

 

「起業する」という方は多くいますが

大半は挫折します。

そして、挫折しても明日のご飯に困る人はいません。

 

 

なぜかというと、困らない状態だから「起業する」を選べたんです。

努力しない人を見ていると、努力しなくても早い話、死なない状況があるから、努力しないわけです。

 

 

追い込まれていたら努力しますよ。

当たり前じゃないですか?

明日のご飯に困ってもみなさいよ。

死ぬ気でやりますよ。

 

 

だからね、がんばれないのは

あなたの意思が弱いからじゃないんです。

 

 

僕らはダメ出しが得意だからさ。

がんばれない自分を見ると

「×」をつけちゃう。

 

 

でもね、がんばれないのはさ

がんばる理由がないからだよ。

 

 

そういう意味じゃ

がんばる理由を見つけてる奴は強いよ。

やるしかないからね。

 

 

本当に叶えたい夢があるなら

やるしかない状況に追い込んだ方がいい。

 

 

人間、追い込まれてからの方が

強いんだからさ。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。