褒めたっていいんじゃないの?

子供の接し方 子供の関わり方

「褒める」ってのは、あんまりよくないらしい。

でもさ、でもさ。

アタシャ、褒めたいよ。

 

褒めたってよくない?

 

大切なのはさ、結果を褒めないこと。

褒めたいことを褒めないこと。

これがなかなか難しいんだけどね。

 

大人が望む結果。

大人が望む行動。

そんなときだけ褒めないことだよね。

 

 

大人ってさ、意図をもって褒めちゃうもん。

僕もそう!

「お手伝いできたねー!えらいよ!」

「テストがんばったねー!素晴らしい!」

 

そこにはさ、お手伝いしろよ、勉強がんばれよって意図があるわけね。

無意識かもしんないけど子供には伝わるんだな。

 

そうじゃないの。

で、提案。

 

 

朝起きたら10個、無理やり褒めてみる。

褒めることを探してみる。

うん!

そうすると、見え方が変わるんだ。

アンテナの感度が上がる。

 

さあさあ、やってみよう。

 

「寝顔がかわいい」

「朝、自分で起きてきた」

「おはようって言えた」

「生きてる」

「着替えてる」

「残さずご飯食べた」

「食器を下げた」

「顔洗って歯磨きした」

「笑顔」

「遅れず出ていった」

 

なんだ!むちゃくちゃいいじゃん!

もう、君、サイコー!

 

伝えなくたっていいからさ。

心の中で褒めてみる。

 

あのね、

あのね。

 

叱っちゃダメ!

褒めちゃダメ!

んーっ!めんどくさいな。

 

 

僕は褒めていいと思うよ。

 

ただね、どうしたって

「親が望む行動をしたとき」

「親が望む結果を出したとき」

だけ褒めちゃうじゃない?

 

そこだよね、問題は。

 

だからこそ、自分の言葉をよくよく見つめる。

ただそれだけ。

 

「あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ」なんて考えてたら、会話ができなくなっちゃうもんね。

あとで振り返ればいいのさ。

僕らは子供に育てられているのだから。

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

自分が望む行動や結果のときだけ褒めていないかい?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。