学校でえんぴつを食べて帰ってきます。

スイミングスクール

 

小2の我が子のことです。

学校でえんぴつを食べて帰ってきます。

から3センチほど芯まで食べてしまうのです。本人にどうして食べたいのか、どういう時食べたいのか、食べるとどんな気持ちになるのか聞くと、授業がつまらなくなると食べたくなる、と。怒るのは簡単ですが何も解決しないような気がして‥‥。

成長と共に行動が落ち着けばいいのですが‥‥。本人はケロッとしています。このまま様子見るだけでいいのか、何か解決策があるのか、悩んでおります。

 

はい、怒るのは簡単です。

そして、何も解決しません。

正解です。

 

 

その他、「鼻をほじる」「爪を噛む」「髪を抜く」などなど、子どもたちの心の状態がいろんなアクションになって現れることがあるのね。

それに大人は敏感でありたい。

けれど、過剰に反応してはいけないのよ。

 

 

その都度その都度、注意を与えるみたいな指導をしがち。

でも、それって何の解決にもならないんだよね。

 

 

結局、原因に目を向けないと、何も解決しないわけ。

 

 

んじゃさ、問題は何でしょうか?ってことを明らかにしましょう。

 

 

問題は鉛筆を食べることではなく、授業がつまらないこと。

まあ、これだって子どもの言葉だから「ホント」だけど「ホント」じゃないからね。

 

 

間違っても、「授業がつまらないからいけないんです!」なんて学校に電話しちゃダメよ。

 

 

じゃあ、授業がつまらないのはなぜか?

これをもっと突き詰めて考えるの。

 

 

先生の教え方が下手なのか?

それとも、学習内容が難しいのか?

はたまた、進度が速いのか?

小1での取りこぼしがあるのか?

いっしょに学ぶ友人との関係は?

先生との関係は?

 

 

…と考える材料はたくさんあるよね。

でも、まあ、このぐらいまで深いところに行っちゃうと、お母さんが考えるの、しんどくない?

 

 

わかる。

わかるわ〜。

不安だよね。

我が子のことだもん、不安だよ。

 

 

でもさ、本人はケロっとしているんだよね。

 

 

じゃあさ、注意深くだけ見ててあげよう。

見守っててあげよう。

 

 

たぶん、何かある。

でも、それは考えたってすぐには答えは出ない。

 

 

だから、悩んでるとき、苦しんでいるときは、すぐに飛び込んでこれるように、両手を広げて待っていようよ。

いつでも、お母さんを頼っていいよ、って。

ただ、それだけ。

 

 

解決しようとするから、心をすり減らすことになるの。

問題を解決できるのは本人だけ。

だって、変えられるのは自分だけでしょう?

 

 

だから、信じて手放すのね。

信じるってそういうこと。

鉛筆食ったぐらいじゃ、人間の身体なんてビクともしないわよ。

 

あなたに贈る魔法の質問

 どんなとき、信じられていると感じますか? 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。