分かち合ってこその家族だべ。


 

くれちゃんは、自分のお子さんを叱る時はありますか?

叱る時があるなら、それはどんな時ですか?

親も人間。時に感情的に叱ることもありますか?

そのあとのフォローは?

叱るよね、叱る。

あったりまえじゃん!叱るよ。

だって、人間だもん。

 

 

なに、叱らない子育てって?

意味不明ですわ。

 

 

ただね、叱ることと叱らないことの区別はムッチャあるね。

 

 

たとえば、宿題をやらなかったとしよう。

そんなことは叱らない。

俺の人生にあいつらの宿題は1ミリも関係しないから。

 

 

夜更かししようが、寝坊しようが叱らない。

そんなの俺の人生に関係ないし。

 

 

でもさ、食った菓子の袋をそのまま床に放置するんよ。

それ、片付けるの、俺なの。

我が家、僕がその気にならないとゴミ屋敷になる(笑)

 

 

この、彼らが放置したゴミは、僕の人生に大きな影響を与えるわけ。

だから、「おい、捨てろ」となる。

んで、奴らが「それは僕じゃない」「あれは妹だ」「こっちは弟だ」とやり出す。

 

 

「うるせ〜、とりあえず、捨てろやっ!」となる。

以上。

 

 

俺のテリトリーを犯すな。

 

 

電気がつけっ放し、エアコンつけっ放し。

誰が働いてそのお金を稼いどると思っとんの?

また彼らは「それは僕じゃない」「あれは妹だ」「こっちは弟だ」とやり出す。

 

 

「うるせ〜、とりあえず、消せやっ!」となる。

 

 

次から次にコップを使う。

水分補給のたびに、新しいコップを使う。

洗って同じコップを使えばいいのに、次々に使う。

それを洗うのが僕だったりする。

 

 

「洗えや!」

「っていうか、せめて流し台に下げろや!」

ぐらいは言う。

 

 

世間の目がどうとか、子どもはこうあるべき、とかそういうのはない。

っていうか、どうでもいい。

学校を休んでも構わない。

 

 

世間の目があるから叱る、みたいな人って多いよね。

僕はそこ、どうでもいいの。

人が自分のことをどう思おうが関係ない。

じゃなきゃ、SNSに変顔は載せられない(笑)

 

 

家族ってさ、トータル10やることがあったら、それをみんなで分かち合う必要があるんだよな。

俺が3やって、妻が5やって、子供たちが2やって、みたいにトータル10を全員でやるイメージね。

 

 

だからさ、誰かが床にゴミを捨てたら、誰かがそれを拾わないかんわけ。

誰かが使ったコップは、誰かが洗うわけ。

自分がやらないと、愛すべき家族の誰かがそれを補うわけさ。

 

 

だから、それはやれよ、と。

自分のケツは自分で拭くんだぜ、ってのはあるね、我が家。

 

 

宿題なんぞやらなくてもいいの。

そのケツを拭くのは本人でしょ?

寝坊したっていいの。

そのケツを拭くのは本人だもん。

 

 

つまりさ。自分のケツを人に拭いてもらおうとするような無責任なときは叱るね。

「それ、家族としてどうよ?」って。

 

 

ただ、僕が年老いたときは、お尻は優しく拭いてほしいよね。

これは、お父さんからのお願い♡

 

 

あなたに贈る魔法の質問

 叱ったあと、どんな気持ちになりましたか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。