叱るのが好きなあなたへ
子どもにガミガミ言ったってね、
変わらないんです。
これは本当です。
たとえば、
「忘れ物しちゃう」とか
「宿題やれない」とか。
これなんてホント、
叱ったって仕方ないんだよね。
「何も言わなくてもやる子」
「何度言ってもやらない子」
それはこの子の初期設定。
躾(しつけ)の問題じゃありません。
あなたのせいではありません。
だれのせいでもありません。
ガミガミ言ったって、
やるようにはならないの。
でも、言っちゃう。
「叱りたくて叱ってんじゃない!」って言うけど、
ホントは叱りたくて叱ってんだよ。
「別によくない?
忘れ物ぐらい」
って考えてる人はガミガミ言わないわけね。
「それ、問題だ!」って考えてる人は叱りたくなるよね。
つまりさ、
言いたいのはだれかって話。
叱ったところで変わらないから。
まずは、
それは初期設定だって理解するの。
設定を変えるんじゃなくて、
その設定を楽しむんだよね。
だから、寄り添うの。
一緒になって準備を手伝ってあげればよくない?
一緒になって宿題を手伝ってあげればよくない?
「忙しくて、そんな時間はないんです」
って言われちゃうこともあるけどさ。
それを選んでるのも自分なわけで。
イライラして叱って、
「こんなに叱ってるのに!」って、
またイライラして。
それを選んでるのは自分だよ。
本人だって少しずつ成長するんだから。
その成長のお手伝いが必要なのさ。
そうね、アサガオを育てるときの添え木みたいなモンかな。
寄り添うってそういうことだと思うよ。
叱ったところでできないから。
そこは知っておいてほしいなって思います。
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