「なんで?」をやめたら、子どもは変わる
言葉がけ一つで変わる
「なんでできないの?」
「なんでわからないの?」
「なんで?」
「なんで?」
「なんで?」
ついつい言ってしまう「なんで?」という言葉。
教室でついつい。
我が家でもついつい。
僕は「なんで?」を繰り返してしまうことがありました。
「なんでできないの?」という言葉は、
「(他の子はできるのに)(普通の子はできるのに)なんで(あなたは)できないの?」
という意味で伝わります。
ある先生が教えてくれました。
「なんで?」を3回繰り返せば、子どもの自尊心は崩壊する、と。
「なんで?」を「どうしたらいい?」に変換する。
あるときから、僕はほとんど叱ることがなくなりました。
お説教ゼロ。
諭すことすら手放しました。
そういうことに満足するのは、教師の自己満足だと思うのです。
大切なことは、子ども自身が気づくこと。
だから、ただただ「質問」を繰り返すだけの生徒指導になりました。
「何があったの?」
「そのときどう思ったの?」
「相手はどう感じたと思う?」
そんな「質問」で、問題点を整理したり子どもの気持ちを洗い出したりしていく。
問題点を指摘するのではなく、あくまでも整理し洗い出す。
気づくのは、子ども自身なのです。
そして、最後にこう尋ねるのです。
「どうしたらうまくいくと思う?」
そして、具体的なアクションプランを一緒になって考えます。
そうやって、子ども自身の考えを掘り起こしてあげるのが、大人の寄り添い方だと思うのです。
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
子どものつまずきを整理し洗い出し、子ども自身の気づきを大切にする。