子どもに一番する「しつもん」は…

子どもへの質問 子どもを伸ばす

子どもにどんな「しつもん」をしますか?

 

最近よく尋ねられます。

ズバリお伝えします。

 

「で、君はどうしたいの?」

「それで、あなたはどうしたいの?」

「だからさ、お前はどうしたいの?」

 

はい!

「で、どうしたいの?」

 

これです。

この「しつもん」です。

 

 

子どもが相談をしてくるでしょ。

それで、

アドバイスをするんですね。

 

求めてきたから、

アドバイスするわけです。

 

ところが、

「それは難しいです」

「それはできないです」

 

聞こえてくるのは言い訳ばかり。

それから、できない理由ばかり。

 

「何でだろう?」

って思ったの。

 

そうか、

みんな自分の答えをもっているんだ。

 

子どもだけじゃないね。

大人もそう。

 

みんなすでに、

自分の内側に答えをもってるんだ。

 

そのことに気づいたら、

相談に乗るのなんて簡単になったんだ。

 

 

「そう…。

 それで、どーしたいの?」

 

すると、

「こーしたい」

「あーしたい」

が出てくるの。

 

それで、僕は背中を押す。

 

「それ、いいね。

 やってみたら?」

って背中を押してあげる。

 

 

あら不思議。

僕のアドバイスは受け取れなかったのにさ。

自分の答えなら、

すんなり受け取れるんだもの。

 

 

自信がないでしょ?

人にどう思われるか不安でしょ?

行動するのって怖いでしょ?

 

 

結局、

人は不安や恐れに弱いんです。

だからね、

背中を押してあげるの。

 

 

大丈夫だよ。

あなたの答えを応援するよ、って。

 

 

自分の内側にある答えに従っても、

僕のアドバイスに従っても、

うまくいくこともあれば、

失敗することもあるよね。

 

 

でもさ、

自分の答えに従って行動したならさ、

その結果にも責任をもてるんだ。

 

 

だからね、

「どうしたの?」と尋ねたら、

あとは答えを応援するだけ。

 

それだけで次の行動が生まれます。

 

それで、「しつもん」してもいいですか?

ねえ、あなたはどうしたいの?

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

子どもの内側にある答えを信じるだけでいいんだよ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。