「ほめて伸ばす」と言いますが、そのほめ方、逆効果ですよ

持久走記録会

持久走記録会がありまして

タイプβの次男くん」の目標1桁順位

でした。

 

 

ところが、結果は15位

次男くんにとって、それは残念な結果です。

 

 

 

そんな次男くんのところへ駆け寄った母。

彼女はタイプαの人間です。

 

 

 

「何位だった?

 がんばったね」

 

 

 

母に悪気はありません。

でも、次男くんはイラだった様子を見せます。

 

 

 

 

なぜでしょうか?

 

 

 

 

タイプβにとって大事なのは結果

目標を明確にして、結果を求めます。

 

 

 

設定した目標はあくまでも冷静に自分自身を見つめて導き出した実現可能な目標です。

 

 

そこがタイプαとは違います。

夢見物語ではなく、実現可能な目標設定自分でしているのです。

 

 

だから、結果が大事。

 

 

そして、

目標達成できなかった理由は、

本人が一番わかっているのです。

 

 

ですから、結果が出なかった自分に対して、わざわざ順位を確認され、結果が出ていないのに「がんばったね」と言われることは、面白いことではありません。

 

 

ところが、タイプαは違います。

大切なのは結果ではありません。

プロセスです。

 

 

結果は出ずとも、がんばったじゃないか。

それでいいじゃないか。

そう考えますし、そう感じます。

 

 

「ほめて伸ばす」はタイプαには有効です。

もちろんタイプβにだってほめることは有効ですが、ほめて良いとき 良くないときがあるのです。

 

 

 

自分で設定した目標をクリアしたとき、それがタイプβほめるチャンスです。

なお、タイプβの目標設定は、あくまでも「自分で設定した目標」です。

 

 

 

親に言わされた、親が決めた、そんな「目標」では意味がありません。

そこを間違えると衝突しますので、ご注意くださいませ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。