「ほめて伸ばす」と言いますが、そのほめ方、逆効果ですよ

持久走記録会がありまして
「タイプβの次男くん」の目標は1桁順位。
でした。
ところが、結果は15位。
次男くんにとって、それは残念な結果です。
そんな次男くんのところへ駆け寄った母。
彼女はタイプαの人間です。
「何位だった?
がんばったね」
母に悪気はありません。
でも、次男くんはイラだった様子を見せます。
なぜでしょうか?
タイプβにとって大事なのは結果。
目標を明確にして、結果を求めます。
設定した目標はあくまでも冷静に自分自身を見つめて導き出した実現可能な目標です。
そこがタイプαとは違います。
夢見物語ではなく、実現可能な目標設定を自分でしているのです。
だから、結果が大事。
そして、
目標達成できなかった理由は、
本人が一番わかっているのです。
ですから、結果が出なかった自分に対して、わざわざ順位を確認され、結果が出ていないのに「がんばったね」と言われることは、面白いことではありません。
ところが、タイプαは違います。
大切なのは結果ではありません。
プロセスです。
結果は出ずとも、がんばったじゃないか。
それでいいじゃないか。
そう考えますし、そう感じます。
「ほめて伸ばす」はタイプαには有効です。
もちろんタイプβにだってほめることは有効ですが、ほめて良いとき 良くないときがあるのです。
自分で設定した目標をクリアしたとき、それがタイプβをほめるチャンスです。
なお、タイプβの目標設定は、あくまでも「自分で設定した目標」です。
親に言わされた、親が決めた、そんな「目標」では意味がありません。
そこを間違えると衝突しますので、ご注意くださいませ。
