思春期の子供との接し方

子どもとの関わり方 子どもとの接し方

子供に嫌われる方法を教えます♪

子供って介入してくる大人が嫌いなの。

コントロールしてくる大人が嫌いなの。

 

で、これって「大人」と「子供」って関係で見てるからさ、ついつい大人は子供のことに介入したくなるわけです。

 

ついついコントロールしたくなる。

アドバイスしたくなるし、指示したくなる。

 

 

上下の関係で見ちゃうと、そうなるの。

 

とはいえ、それって仕方がないよね。

だって親だもん。

赤ちゃんのころからずっと一緒にいてさ。

そういう視点になっちゃうのも仕方がないかなって思うの。

 

でもね、子供も思春期になると、ちゃんと自分の頭で考え、自分の足で歩き出すんだな。

もう思春期って実は大人なんだ。

そのことに気づけないで親が「親をやろう」とがんばっちゃうと、「ウザい親」になるわけさ。

 

 

思春期の子供はちゃんと親を乗り越える。

いや、乗り越えさせてあげるんだよ。

上手に乗り越えてこないと、子供時代を卒業できないから。

 

 

子供時代を卒業させてもらえなかった子供たち、僕は何人も出会ってきました。

 

「反抗期がない」

 

そんなときは2パターンあってね。

一つは「反抗させてもらえなかった」ってパターン。

今の親世代には多いみたい。

親が厳格すぎて反抗できない!みたいな。

 

 

でも最近はちょっと違うんだ。

介入しすぎで反抗できないってパターン。

 

「あなたはどうしたいの?」

 

そう尋ねた僕に、こう答えた男子生徒がいたんです。

 

「お母さんの言う通りにしたいです」

 

「なんで?」

 

「だって、その方が楽だから。叱られないし」

 

むむむ!

クラクラしました。

年々こういうの増えてきました。

 

 

とってもいい関係で、友達みたいな関係って方もいるじゃない?

それでも恋人同士の倦怠期のようなものはあるみたい。

 

軽い反抗期。

軽微な反抗で終わるようですが、欠片もないなんてことはないみたい。

 

だから、反抗期はあっていいんです。

反抗期が欠片もないなんてのは、僕はやっぱりどうかな?と思うわけです。

ようは程度の問題です。

んで、乗り越えるタイミングが来たら、ちゃんと乗り越えさせてあげることが大切なんです。

 

 

そんなこんなで、親をやってるとついつい「子供扱い」したくなるわけですよ。

先生をやってても同じかな。

 

どっかのタイミングで子供たちは気づき出すわけです。

「子供扱いしてんじゃね〜よ!」ってね。

 

思春期の子供との接し方に悩まれている方が多くいます。

思春期の子供と接するのって、「大人」と「子供」という視点で考えるとうまくいきません。

 

いっそのこと、「師匠」のつもりで接してみるといい。

 

僕らは子供を育てているようで、実は子供に育てられているんです。

だから、いっそのこと、子供を「師匠」にしてみましょう。

 

どうです?

お師匠様のやることに対してですね…

 

「介入しよう」

「コントロールしよう」

「アドバイスしよう」

「指示しよう」

 

そんなことは思わないでしょ?

 

そういう接し方で3日も過ごせば子供が変わります。

変わったのは子供ではなくて、あなたなのだけれど。

 

変えられるのは自分だけ。

そして、自分が変われば世界が変わるという。

世の中は鏡ですからね。

 

子供とつながる魔法の質問

どんな子供時代を過ごしてきましたか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。