子供に本音で語ってる?

子供との関係が悪い

 

「アンタのこと、

 殺してやろうと思ったわ」

 

卒業式の日。

直立不動。

背中に脂汗。

 

「でもな、

 ウチの子ら、

 みんなアンタのこと、

 悪く言わんのだわ」

 

黙ってうなづくだけ。

直立不動。

脂汗、滝のよう。

 

「あいつは

 いい先生だ

 いい先生だ

 って言うんだわ」

 

呼吸、していただろうか。

直立不動。

 

「殺せんわな」

 

 

「時が止まる」って、たぶんこんな感覚。

 

 

「世話んなったね」

 

 

僕は深々と頭を下げた。

やり遂げた感マックス。

全身全霊、捧げました。

 

 

子供とつながる。

 

子供とつながる。

 

子供とつながる。

 

 

幾たびも、修羅場をくぐってきた。

けっこう際(きわ)の際(きわ)を歩いてきた。

ちょっと普通じゃない人生。

 

 

その中で学んだこと。

第1位!

ズバリ、つながり!

 

 

生徒指導とか、保護者対応とか、難しくしてるのはね、教育技術の足りなさではない。

つながりの薄さなの。

 

 

子供との関係を整える

つながりを深める

これに優る方法を僕は知らない。

 

 

そして、それは仲良くするってこととは別次元。

お友達ごっこをすることじゃない。

 

 

いつだって本音。

いつだって本気。

背負う覚悟。

 

泥臭いけど、熱意誠意

それがすべて。

 

青臭いけど、真実

それがすべて。

 

 

全部、子供たちは見抜くから。

偽物を見抜くから。

 

 

こっちが全部開かないと、向こうも全部開かない。

つまりは、人間関係は鏡ということ。

 

子供とつながる問いかけの魔法

本音で語ってくれる大人って貴重。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。