道徳『愛されるデンさん』
道徳『愛されるデンさん』
私は、道徳の授業が大好きです。
道徳教材を読みながら、「みんなが心地良く生きられる世の中にするためには、どう振る舞い、どう考え、どう発信すればいいか」ということをみんなで考える。
そういうことが自然にできる学級は、とても温かな教室です。
一年間、きちんと道徳の授業を続けていくと、学級の雰囲気は本当に変わっていきます。
みんなで、温かな社会をつくるための道徳学習をしていきましょう。
『愛されるデンさん』を読んだときに、「まさに道徳の教材って感じ!」という声が聞こえてきました。
「道徳だから、こんな答えがいいんだろう」と考えている人が、たくさんいました。
私は道徳の授業に正解は求めません。
人として大切なことを押さえていれば、多様な考え方があってよいと思っています。
「こんなときは、こうすべきだ」というスキルを身に付ける時間ではないのです。
多様な価値観に触れながら、何か問題に直面したとき、自分ならどうするか、どうあるべきか、行動の指針を培うのが道徳の時間です。
ありのままに感じたことを伝え合いましょう。
さて、『愛されるデンさん』を読んで、あなたは何を考えましたか?
自分は愛されているか?
愛されるために 何ができているか?
そういうことを自問自答してみてください。
「デンさんはかわいそうだ」で終わってはつまらない。
デンさんは、みんなに愛されている。
では、自分はどうか?
そこが大切です。