ゴールは次へのスタートライン
夢は二つあるといい。
先日紹介した登山家の栗城さんにとって山登りをしていて一番うれしいのはどんなときか。
それは、頂上まで あと一歩、倒れ込んでも頂上にたどり着く。
その瞬間が一番うれしいのだそうです。
ですが、頂上に着いた瞬間、 彼の脳裏には次の山が浮かび、次の夢が始まるのだそうです。
登山家が命を落とすのは、その7割が下山中。
一つの目標を達成した後、目指す場所を見失い、命を落としてしまう。
だから、彼は頂上についた瞬間から次の夢を追うのだそうです。
生きて帰る。
生きて帰って、次の夢に向かうのだそうです。
先日、進路学習を行いました。
私はこれまで、たくさんの卒業生を送り出してきました。
しかし、進学したもののさまざまな理由で挫折し途中で道を退いた卒業生もいました。
「入れれば、どこでもいい」
そんなことを言っていたのを思い出します。
高校受験はゴールではありません。
「入ること」を目的にしてはいけないのです。
合格した瞬間から、次の夢がスタートします。
夢は二つあるといいでしょう。