我が子を信じられる親になる


言葉が人を強くする。

北米最高峰、標高6194メートルの山、マッキンリー。

大学生のとき、栗城さんは初めて海外の山に挑戦しました。

パスポートを持っておらず、海外旅行すら初めてだったそうです。

 

当然周囲は大反対します。

マッキンリーは冒険家・植村直己さんが冬期単独初登頂を果たし、その後帰らぬ人となった山です。

最近では、テレビ番組の中でイモトアヤコさんが登頂しました。

 

栗城さんは、「山登りで一番大変な壁は、山じゃなかったんです。人の壁でした」とおっしゃっていました。

とにかく、みんなが反対します。

 

「お前には無理だ」

「死にに行くのか」

などと 言われてしまいます。

みんな異口同音に

「無理だ」

「ダメだ」

と言うのです。

 

心が折れそうになった彼は、空港で父親に電話をかけます。

「父親が反対したら、空港から引き返そう」と決 めていました。

ところが、彼の父親は一言、こう言ったそうです。

 

「信じてる・・・」

 

お父さんだけは、息子の挑戦を信じたのだそうです。

息子の夢を信じたのだそうです。


こうして彼は、マッキンリー初登頂を果たしたのでした。

 

先日、長男の11度目の誕生日を迎えました。

父親になって11年。

我が子の努力を信じられる父親でありたいと思いました。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。