我が子を信じられる親になる
言葉が人を強くする。
北米最高峰、標高6194メートルの山、マッキンリー。
大学生のとき、栗城さんは初めて海外の山に挑戦しました。
パスポートを持っておらず、海外旅行すら初めてだったそうです。
当然周囲は大反対します。
マッキンリーは冒険家・植村直己さんが冬期単独初登頂を果たし、その後帰らぬ人となった山です。
最近では、テレビ番組の中でイモトアヤコさんが登頂しました。
栗城さんは、「山登りで一番大変な壁は、山じゃなかったんです。人の壁でした」とおっしゃっていました。
とにかく、みんなが反対します。
「お前には無理だ」
「死にに行くのか」
などと 言われてしまいます。
みんな異口同音に
「無理だ」
「ダメだ」
と言うのです。
心が折れそうになった彼は、空港で父親に電話をかけます。
「父親が反対したら、空港から引き返そう」と決 めていました。
ところが、彼の父親は一言、こう言ったそうです。
「信じてる・・・」
お父さんだけは、息子の挑戦を信じたのだそうです。
息子の夢を信じたのだそうです。
こうして彼は、マッキンリー初登頂を果たしたのでした。
先日、長男の11度目の誕生日を迎えました。
父親になって11年。
我が子の努力を信じられる父親でありたいと思いました。