終戦の日に想うこと
夏にあなたは何を想う?
今から70年前、1945年8月6日8時15分、約35万人が暮らす広島に、原子爆弾が投下されました。
これが世界最初の核兵器使用であり、9万人から16万6千人の方が被爆によって、2〜4ヶ月以内に死亡したそうです。
その三日後、長崎に二つ目の原子爆弾が投下されました。
そして、8月15日、終戦の日を迎えることになります。
去る8月6日、広島に暮らす友人から結婚を知らせるうれしいお便りが届きました。
「今日のこの日は、広島出身のわたしにとっては特別な日。かつては敵同士だったお国の出身者が、70年経った今、こうして友情と愛情を育み、家族になれることは幸せなことだと思います」
8月6日を結婚記念日に選んだ彼女。
アメリカ人の旦那さんと写る彼女の笑顔は幸せそのものでした。
この夏、さまざまな形で、平和について、戦争について、人類について、地球について考える機会があったかと思います。
ネットで、テレビで、新聞で。
それから、親戚が集えば、おじいちゃんおばあちゃんからもお話を伺う機会もあったでしょう。
大切なことは、「あなた自身が何を感じ、何を考えるか」だと思います。
情報過多の時代だからこそ、その中から本質を見極め、素晴らしい未来を育むためにはどうすればいいか、それぞれが自分に問いかける。
未来に生きるみなさんがどんな未来を描くかで、みなさんの生きる未来は決まります。
そして、我々大人たちは、みなさんにどんな未来をリレーできるのか。
そんなことが問われているような気 がしてなりません。