3月生まれと4月生まれ
ほめられるから、伸びていく
名古屋市立大学の横山和輝准教授からお話を伺いました。
東大への進学率が日本で一、二を誇る有名私立高校にて、ある調査を行いました。
3月生まれの受験生と4月生まれの受験生を比較した場合、4月生まれの受験生の合格率は、3月生まれの受験生のそれと比べて、倍の合格率になったそうです。
3月生まれと4月生まれでは、生まれてから1年間の差があります。
小さいころは、脳の発達も身体の発達も大きな差になります。
当然、4月生まれの子の方が、身体も大きく発達も早いですから、学校において勉強もス ポーツも「ほめられる」場面は増えていきます。
こういった「ほめられる」経験の多さが、本人のモチベーショ ンを高め、能力を伸ばしているのではないか、というお話でした。
ちなみに、その高校の3年生の3月生まれと4月生まれの東大合格率を比較した場合、3月生まれの子どもの方が合格率が高かったそうです。
早生まれという、生まれてからの時間がもっとも短い環境でも、その高校に合格できたわけですから、かなり高い能力を有していたはずだというお話でした。
サッカーの内田篤人選手は3月27日生まれ。香川真司選手は3月17日生まれ。
早生まれの子には突出した才 能が隠れているのかもしれません。