話しすぎて子どもたちをウンザリさせてない?

先生の長話

ついつい話しすぎてしまうときは…

口下手の先生という方は少ないのではないでしょうか。

どちらかと言えば話し好きな方が多い。「2分以内で」と言われても、5分、10分と長しゃべりしてしまう。

これはもう職業病といいますか、習性なんでしょうか。ついつい長喋りをしてしまうんですね。

 

僕もそうなんです。スーパー人見知りな僕ですが、仕事中は別モードに入りまして、よくしゃべります。

引っ込み思案なおっさんから、話し好きの先生に早変わりするわけです。

 

そもそも、人は話をしたい生き物なんだそうです。

 

聞き上手が愛されるのに

だけどね、話し上手よりも聞き上手の方が愛されるんですね。

 

人は話をしたい生き物です。

 ですから、いろんないい話を聞かせてもらうよりね、いろんな話を聞いてもらえた方が満足度が高いんです。

みんな話したいんです。話を聞いてもらいたいんです。

 

そういう理解で聞き上手になると良いですね。

でもね、ある意味話をする職業ですからね、そのあたりの折り合いはなかなか難しいわけです。

 

話しすぎる自分から脱却する方法

話しすぎる自分から脱却する方法があります。

それはね、制限時間を設けて話す癖をつけるんですね。

話しすぎない自分を手にいれるために、あえて朝の会や帰りの会で『先生のお話』を用意します。

そして、5分なら5分、3分なら3分、ピタっと終わる話をしてみます。

 

僕は立場上、生徒指導や学習指導、また学年主任としてたくさんの子どもたちの前で話をする場面が多くあります。

 

そんなとき、まずこう話します。

「今から、◯◯について◯分で話します」

ゴールを明確にしておくんですね。

 

すると、聞いている子どもたちの集中力も続きますし、伝える側も要点を絞って話すようになります。

制限時間を設けて話すことで、簡潔に話す習慣が身につきます。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 自分が話すときは制限時間を設ける。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。