学級通信を書くのが大変だ!

学級通信

僕が毎日書ける理由を考えてみた

書くことが苦手という先生は、意外と多いようです。

 

「国語の先生だから、書けるんでしょ?」と言われることがあります。ハッキリ言って、それは関係ないなぁと思います。これまで出会った素敵な学級通信を書く先生は、いろんな教科の専門家でした。

みんながみんな、文章が得意!ってわけではありません。じゃあ、なぜ書けたのでしょうか。

 

僕自身、最初から書けていたわけではありません。

今では年間80号くらい通信を書き、このように毎日ブログを更新し、メルマガを配信している僕ですが、5年ほど前はゴールデンウイークには廃刊になる通信を書いていました。

 

では、そんな僕がどうして書けるようになったのでしょか。

 

書き続けられた2つの理由

メルマガやブログは365号を目標にスタートしました。しかし、50号あたりで「そんなに書くことあるか?」という不安に襲われました。ですが、書いてみて気づいたことがあります。

 

それはアウトプットをすると、インプットが始まるということです。アンテナが勝手に情報を集め出します。

「あっ!これはネタになる」

「おっ!これは書きたいな」

それこそね、朝会の校長先生のお話も、教室での他愛もない会話も、今朝の出来事も全部、ネタの宝庫になります。アウトプットを始めると、どんどん情報が集まり出すんです。

 

もともと「書くこと」がそこにあって書いているわけではなく、書いているから「書くこと」が集まってくる感覚と申しましょうか。

そういう意味ではアウトプットが先なんです。

これが、一つ目の理由です。

 

素敵な学級通信を書く先生は、取材のアンテナが高感度。つまり、よく子どものことを見ているんです。

 

 

読者の応援が何よりの力です♪

学級通信がちょっと大変だな〜、負担だな〜って感じている方も多いかと思います。かつての僕もそうでした。

 

で、あるとき、子どもたちに「今月からは月1にしてもいいかな」と提案したんですね。そしたら、子どもたちがむちゃくちゃ悲しそうな顔をしたんです。そりゃ、もう…、捨て猫のような瞳で僕のことを見つめるんです。

「えっ⁉︎ウソウソ…、冗談、冗談」

そんな顔されたら、書くしかありません。

 

僕は教室で「学級通信を読みなさい」と言ったことはありません。教室では配って終わりです。だから、さっさとカバンにしまう子もいます。でもね、そんな中で学級通信を食い入るように読んでいる子がいるんですね。そんな姿を見たら、書くしかありません。

 

ときおり、お父さんお母さんから「通信楽しみにしています」と声をかけていただくことがあります。そんな声を聞いたら、書くしかありません。

 

ブログの記事をシェアしていただいたり、メッセージをいただいたり、コメントをいただいたり。そりゃ、もうね、書くしかありませんよ。

 

応援される、期待される、楽しんでもらえる。

そこから得られるエネルギーってすごいの!

だからね、結局アウトプットが先なんです。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 アウトプットすることから、すべては始まるの。

 

 
くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。