『おかあさんといっしょ』問題をズバリ斬る!

子どもは何を求めていますか?

 

『おかあさんといっしょ』問題って、

知ってますか?

 

 

知らないですよ?

だって、僕が考えたんだもん♡

 

 

ある日の車中、

妻との会話です。

ちょうど「タブレット育児」「スマホ育児」の話をしていたんですね。

 

 

「『おかあさんといっしょ』ってのはさ、NHK的にはお母さんと一緒って思いで作ってるんだよね」

 

 

僕はそれを聞いて、「なるほど!」って思ったんです。

 

 

あの番組は「お母さんと一緒」。

そうか、お母さんと同じ、同義なんだ!

お母さんの代わりをテレビがしてくれるわけだ。

 

 

「へ〜っ。じゃあ、スマホやタブレットで育児させてんのと変わらないじゃん?」

 

 

そしたら、妻が説明してくれました。

 

 

「違う、違う。

お母さんと一緒に見てね♡って意味でしょ」

 

 

なるほど。

そういうことね。

 

 

僕は「お母さんと一緒(同義)」と理解したんだけど、妻が言いたかったのは「お母さんと一緒(に見てね)」だったわけ。

 

 

 

で、この話のポイントは、じゃあ『おかあさんといっしょ』という番組を、どちらの意味で使ってますか?って話なわけです。

 

 

 

「お母さんと一緒(同義)」なのか、「お母さんと一緒(に見てね)」なのか。

 

 

 

先日、幼稚園の子どもに早く文字を読めるようにさせたい、なんて記事があったのね。

早く文字が読めるようになったら、一人で絵本が読めるようになるじゃん?

そんな感じだったわけ。

 

 

 

絵本で育児するのは大事。

でも、忙しいから。

一人で読めるようになってほしい!

 

 

 

なるほどな。

あのさ…。

そういうことじゃね〜〜〜〜んだけど♡

 

 

大切なのは絵本じゃないんだよ。

一緒の時間を過ごすってことが大事なわけ。

わかります?

 

 

絵本読んだら、勉強になりますか?ってな話じゃないわけよ。

 

 

「あ〜しなさい」「こ〜しなさい」なんて言わなくたって子供は育つんだよね。

一方でさ、この、なんつ〜の?

人と人との関わりってのは、もうさ、まさに「ふれあい」の中でしか育たないわけ。

 

 

 

 

だから、絵本はツールなんだって。

『おかあさんといっしょ』もツールなんだよ。

 

 

話が幼児教育に飛んじゃったけど。

早くから、文字なんて読めなくてもいいし、書けなくてもいい。

 

 

たださ、そうやって絵本読んでると、読みたくなるし、書きたくなる。

どうしたって、言葉に興味を持ち出す。

だって、人間だもの♡

 

 

そのときに、本人が必要としている言葉(尋ねてきた言葉)だけ教えてあげりゃいいんだよ。

間違っても、練習させたり、テストしたりしないでね。

 

 

求められたことを求められた分だけ届ける。

それぐらいでいいんだからさ。

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

子どもは何を求めていますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。