タブレット育児を真っ向から否定する【前編】

手塩にかける、とは?

全否定させてもらうわ♪

先日、タブレットで育児をすることを肯定する記事を読みました。

その論理がまあ驚きで。

 

 

「いずれ大人になったらタブレットを使うのだから早い方がいい」

なんていうファンキーなご意見でした。

 

 

で、未就園児にタブレット渡しちゃうって話ね。

なんか斬新!

 

 

そんなわけで、その意見を真っ向から否定させていただきます。

 

 

 

 

まず、この「早い方がいい」って理屈なんだけど。

わけわかんね〜なって思うわけです。

 

 

 

iPhoneが爆発的に普及したのが2009年。

2010年にアンドロイド搭載機が多く発表されたそうです。

すべてGoogleさんの情報です。

ちなみに、iPadが売れたのは2010年なんだそうです。

どこからが現在のタブレットか、という線引きが難しいようです。

 

 

 

ただ、ハッキリと言えるのは、現在のような端末に僕らが出会ったのは、まだ10年に満たないのです。

で、ほとんどの大人が今やスマホを扱えています。

 

おっさんでも自撮りできます♡

フリック入力でブログも書いちゃいます。

僕がタブレットを購入したのは6年前だし、スマホなんて3年前です。

 

 

 

「どうせ使うんだったら早い方がいい」という理論は、破綻していることがわかるでしょう。

あまりにも薄っぺらい。

 

 

五感の発達

たぶん、それは「英語を始めるなら小さいうち」って話と絡めてるのかもしれないけれど。

まったく意味合いが違うわけです。

 

 

「耳が育つ」っていう理由で「○歳までに英語を始める」ってのは、わかる気がします。

「五感が育つ」ってやつですね。

 

 

ちなみに、そうは言っても大人になってから英語を覚えて、ペラペラ喋る人もいるんだから、どっちでもいいんじゃね〜の?と個人的には思っておりますが。

 

 

人間の成長の過程を考えたうえで「英語は○歳までに」って話と、大人になったら使うんだから「早い方が良くない?」って話は、カケラも重なる部分がないわけです。

 

 

上手に活用するのは有りだと思うよ

 

ちなみに、ちょっと育児が大変で、「タブレットに頼りたいわ」っていう気持ちなら、理解できます。

まあ、そういう手法は昔から使われておりました。

「ポンキッキ作戦」であり、「おかあさんといっしょ作戦」です。

車中でDVD作戦も同じです。

 

 

子どもとず〜っと一緒にいるのは大変ですから。

ちょっと一休みしたい。

そういう意識で、タブレットに頼るのは、僕は「有り」だと思う。

 

 

子育てが苦しくなっちゃうなら、そうやって休む時間も必要。

そういうときって、薄っすら「罪悪感」を感じるじゃん?

 

 

その「罪悪感」って、すげ〜大事だと思うの。

自分を追い込むほどの罪悪感じゃないよ。

 

 

「ごめんね。お母さん、ちょっと今日は無理!」みたいなライトなやつね。

ライトな罪悪感を感じておいた方がいい。

 

 

それを「教育上有りです!」みたいなスタンスは違うんじゃね〜の?って思うんだよね。

推奨する的なヤツね。

わけわかんね〜な、と思うの。

 

 

小田原で絵本講座やります

ちなみに今度、

こんな講座をやらせていただきます。

 

 

別に僕は「絵本」じゃなくたっていいと思ってるんだよね。

今から絵本の講座をやるって言ってるのに、「絵本じゃなくてもいい」って言うのもどうかと思うけど。

 

 

ボードゲームでもカードゲームでも。

キャンプ行ったり、一緒に料理作ったりさ。

なんだっていいのよ。

 

 

ウチはテレビゲームもやるよ。

PS4ね。

大画面でワーワーやっている。

僕がプレーして、長男がyoutubeで実況動画を見ながら、僕に指示を出す、とかしやってるもん。

 

 

もうさ、なんだっていいんだよ。

子育てなんてもんはさ、なんだっていいの。

 

 

そこに人と人とのリアルな交流があったらさ。

一緒に笑って、一緒に悩んで。

そういう1分、1秒が子育てなわけね。

 

 

やり方なんて自由だよ。

 

 

「良い子に育てる」とか、

「優秀に育てる」とか。

そういうこっちゃね〜んだわ。

 

 

ちなみに、講座の案内はこちらです。

絵本講座の詳しい説明はこちらで〜す♡

 

 

子育てに迷ったときに出会いたい100の言葉

「手塩にかける」とは、どういう意味ですか?

 

このブログの後編はこちらです。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。