「スマホをいつから持たせるか」という問題

答えは育児書にはなく、あなたの中にある

子どもにいつスマホを渡すか。

けっこう悩みどころらしい。

 

 

僕は渡すつもりはない。

泣こうがわめこうが渡すつもりはない。

 

なぜならば、そのスマホの料金を払うのは僕だ。

僕が働いて稼いだお金だ。

 

 

だから、僕は僕の命とも言える時間を使っていただいたお金をそんなものに使いたくない。

ただ、それだけだ。

 

 

どうもみんな、正解か不正解かを考えすぎる。

 

渡していいのだろうか?

渡してはいけないのだろうか?

 

 

そうやって正解不正解を考え出すと、育児書の特集や周囲の声に頼りたくなる。

だが、ハッキリ言って、そんなもんに正解も不正解もない。

賛否両論があるだけ。

 

 

僕は、子どもたちがスマホを持つことで、無駄なトラブルに巻き込まれるのをたくさん見てきた。

 

だから、スマホを持たせたくないのか、というとそんなことじゃない。

 

 

もっと、すげ〜シンプル

いつもスマホをイジってる僕が言うのもなんだけど。

子どもたちがスマホを持ったらさ、夕飯の最中にLINEとか入ったら、目の前に俺がいるのに、子どもたちはスマホの向こう側のやつとのコミニケーションを楽しむわけじゃん?

 

 

俺はそれが嫌!

シンプルに嫌!

 

 

正解とか不正解とかどうでもよくて。

単純に嫌なの!

 

 

わかる?

嫌なの!

 

 

だから、なんで俺が働いた金で嫌な思いをしなきゃいかんの?って思うわけ。

 

 

他の家庭がどう、とか、育児書ではどう、とか、どうでもいいの。

 

嫌なもんは嫌!

そんなもん、てめーでバイトして借りやがれって感じだよね。

 

 

我が家にはPS4がある。

ニンテンドーDSを買ってとせがまれたけど、絶対買わなかった。

理由は同じ。

ディズニーランドとか行ってんのに、そこで夢中でDS見てる家族とか見て、(ヤダな)って思ったから。

 

 

でもさ、PS4はあるの。

だって、俺がやりたかったもん。

なんか文句ある?

 

 

俺の金で買うんだから、関係なくね?

 

 

そんなわけで、先日「せっかく塾に入れたのに、子供がうんちゃらかんたら」って話を聞いた。

行っとくけど、行かせたのはアンタで、それを選んだのアンタだから、その責任もアンタにあって。

思うように子どもが勉強しなくても、それは問題ではないわけだ。

 

 

僕らは、すべてを選んで生きている。

だから、ちゃんと選ぼう。

 

「渡してもいいのだろうか?」

 

そう悩んでいる時点で、あなたは子どもに渡したくないのでしょう?

その気持ちをちゃんと子どもに伝えるのが大切だよ。

 

 

そのうえで、ちゃんと話し合う。

対話する。

一方的に話すのではなく、子どもの話にも耳を傾けてみる。

 

 

そういう時間が必要だと思うよ。

育児書とか読むより対話が必要だよね。

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

答えは育児書ではなく、あなたの中にあるんだよ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。