「不完全なワタシ」が「完全なワタシ」

子どもの欠点

僕らはみんな不完全だ。

僕らはみんな未熟だ。

完璧なんかじゃない。

 

 

ダラシがないし、忘れるし、失敗もする。

ダメな自分にいっぱい出会う。

 

 

「正解と不正解の世界」に生きている人は、

そんな自分を「不正解」だとジャッジする。

自分だけでなく我が子のこともジャッジする。

 

 

それで苦しむお母さんがいる。

完璧な人なんて一人もいない。

だから、完璧を目指す。

 

 

できないことをできるようにする。

欠点を改める。

そう、努力!

努力することを美徳する文化が僕らにはある。

 

 

でも、思うんだ。

そのままの自分が丸ごとの自分だと。

だから、あなたに伝えたい。

「不完全なワタシ」こそが「完全なワタシ」だと。

 

 

いいかい?

「不完全なワタシ」を「別のワタシ」にしようとするから苦しいんだ。

その子もそのまま。

あなたもそのまま。

丸ごとそのままが「あなた」だし「この子」でしょう?

 

 

大切なことはね、そのままを生かしてこの世界に何を働きかけるかということ。

どう生かすか。

つまり、求められているのは工夫だよ。

 

 

めまぐるしく変容を繰り返す社会を生き抜くために大切なこと。

社会の要請に対応するために、自分の生かし方を知っているって大事だと思うんだ。

 

 

「不完全なワタシ」が「完全なワタシ」。

みんな違ってみんないい。

私以外私じゃないの!

 

 

そんな「ワタシ」を生かせばいい。

比べる必要なんてないのだ。

 

 

子育てに迷ったときに出会いたい100の言葉

そのままで起こる問題はなんだろう?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。