夫婦って何だろね?
家事は24時間営業の年中無休です。
家事は日々の営みであり、滞れば暮らしが落ち着かなくなります。
洗濯物をしなければ、服は薄汚れていき、臭いを放ちます。
掃除をしなければ、部屋は埃にまみれ、健康にも害を与えます。
ゴミを捨てなければゴミ屋敷。
料理をせず外食が続くことは、決して身体に優しいとは言えません。
日々を丁寧に生きる。
そんな暮らしが、僕らの心と身体に本当の意味での「豊かさ」をもたらします。
「学校の先生」という職業は、様々な家庭の姿を垣間見ることができます。
台所には洗い物がたまり、部屋を開けた瞬間に異臭を放つ家庭もあります。
家具などはなく、そこら中にダンボールが散乱し…。
そのような家庭環境では、健全な成長を期待することは酷というものです。
日々の暮らしを支えるのが家事というもの。
ところが、この国では家事に対する評価は大変低いものです。
「やって当たり前」
そんな空気があります。
男性の中には「俺が食わせてやっている」
「誰のおかげで飯が食えているんだ」
なんておっしゃる方もいるわけです。
お金を稼ぐことは尊く、家事を切り盛りすることはそうではない。
そんな価値観です。
女性の社会進出を促してきました。
それが、あたかも「日々の暮らしを支えること」よりも「社会に出ること」の方が価値があると錯覚させているのだとしたら、残念でなりません。
そもそも、「男性は外で働き、女性は家庭を守る」なんていう価値観はもはや化石のようなものでしょう。
女性の社会進出を促したならば、男性の家庭進出も促すべきであると思います。
家事には休業日も給料日もありません。
家族が労わねば、だれが労うのでしょうか。
「分かち合う」
そんな心持ちが必要ではないでしょうか。
常に感謝とともにありたいですし、男性もできることをどんどんやっていくのがいいでしょう。
そもそも…。
「俺が外で稼いできてやってんだ!」ってことを男性の存在理由にした場合、定年退職後、男性の価値はゼロになります。
熟年離婚などという言葉を耳にして久しくなります。
高齢で離婚した場合、日々の暮らしを丁寧に生きてきた女性は、「旦那様」という手のかかる人間を手放し、さらに快適に生きられるわけです。
一方、男性は食事すらままならず、そのときになって初めて妻のありがたみを知ることになるのです。
肩書きを失った男性と自由になった女性。
残された人生は、どちらが豊かでしょうか。
男として肝に命じておかねばなりません。
パートナーに捨てられないようにしよう♡
素敵なパートナーシップを育むしつもん
妻にどんなサプライズを用意しますか?