「夫がしんどそうなんです!」というあなたへ
自分自身、何度もしんどい時期を経験している。
板の間に3時間、正座を3週間続けた話を何度か書いた。
殴られて救急車で運ばれ数ヶ月休んだこともある。
深夜2時に帰宅し早朝6時に家を出る生活を1ヶ月繰り返したこともある。
ラスト1年は、学年主任で学級担任で進路指導主事で図書主任で国語主任で。
ついでに言うと「学年分掌=俺」みたいな感じ。
過労死一直線だったね。
まあ、その他、けっこうな修羅場をくぐり抜けてきたなぁと思う。
でもね、僕は結局最後の最後で踏ん張ってきた。
今日はその理由を書きたい。
そこはやっぱパートナーシップのおかげだと思うの。
ウチの妻はね、僕が「俺、仕事辞めてくる」って言っても「いいね〜」って言う人なの。
むっちゃポップだね。
「私が稼ぐから、あなたは家で休んでて♡」ってタイプじゃないよ。
「私も働かないけど、あなたは家で休んでて♡」ってタイプね。(爆笑)
何が良かったかってね、「大丈夫?」って尋ねないの。
その代わり、「大丈夫だよ」って言ってくれる。
根拠なんてカケラもないけどね。
「父ちゃんは大丈夫!」って。
「あなたは大丈夫♡」
これ、男にとってはポイントが高い気がする。
僕の感覚だから、どの男性にも当てはまるわけじゃないと思うけど。
少なくとも僕は、そうだったな。
男ってさ、心配されるの好きじゃないんだよ。
この感覚って男女で差があると思うなぁ。
その代わり、甘えられたり頼られたり信じられたりすると勇気が湧いてくるのね。
太宰治の小説『走れメロス』でもさ、メロスがこう言うの。
「信じられてるから走るのだ!」って。
親友のセリヌンティウスが人質になってて、メロスが行かないと王様に殺されちゃうの。
刻限は夕日が沈むまで。
で、もう夕日が沈みそうなの。
だから、「もう間に合わない」って言われるわけさ。
でも、メロスはこう答えるの。
「間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ!」って。
続けて「信じられてるから走るのだ!」ってね。
そうそう、男って信じられてるうちは、走り続けられる生き物だと思うよ。
昨日の講座では、なぜ男はキャバクラに話しに行き、女は占い師に話しに行くのかが話題になった。
なるほど。
男は頼られたいし、甘えられたいし、「すごいね」って言われたいの。
一方、女性は共感してもらいたいわけ。
そういうところ、男と女って差があると思う。
男っつ〜のはさ、一方外へ出たら戦場なわけ。
帰ってきたら、癒される妻でいてほしいよな。
未だに不倫の話がワイドショーを賑わせてるけどさ。
基本、不倫しちゃう方にばかりスポットライトが当たるじゃない?
不倫をさせちゃう方には光が当たらんよね。
すげ〜魅力的でいてくれたら、そもそも不倫なんてしないんじゃないの?
とりあえずババアみたいなデカいパンツ見せられると、心折れるよな。
広い意味で魅力的でいてくれて、信じてくれるのが一番うれしいんじゃないの?
だから、キャバクラ行っちゃうんじゃないの?
俺は行かないよ、妻が魅力的だから。(爆笑)
まあ、僕は少なくとも「大丈夫?」とか言われたくなかったし、言われたら心が折れてたかもね。
とはいえ、早めに折れた方がいいのか、耐え抜いた方がいいのかは微妙だけど。
少なくとも僕の場合は、妻みたいな人が妻で良かったと心から思うよ。
このぐらいのことを書いておけば、今夜はかわいいパンツを履くはずだな(笑)