妻の「どう思う?」には気をつけろ!


妻が写真を見せてきた。

どんな写真か。

 

 

それは、

アパレルショップで

試着したときの写真だった。

 

 

それで、

こう尋ねるわけさ。

 

 

「ねえ、どう思う?」

 

 

ど、ど、ど、どう思う?(汗)

なんて答えたらいいのだろう?

 

 

正直、よくわからなかった。

ファッションコンサルタントの方に

見繕ってもらったらしく、

日頃着ないような服装だった。

 

 

基準がないので、

よくわからない。

 

 

妻自身は、

この服をどう思っているのだろうか。

 

 

「ねえ、

 (この服、気に入ってるんだけど)

 どう思う?」

 

 

なのか、

 

「ねえ、

 (この服、気に入らないんだけど)

 どう思う?」

 

なのか。

 

 

このクイズ、

正解は彼女の中にあり、

それを夫としては探らねばならない。

 

 

地雷原を目隠しして歩かされる気分だ。

ロシアンルーレットだ。

生きた心地がしないね。

 

 

それで、

僕はこう尋ねた。

 

 

「なんて答えてほしいの?」

 

 

そう伝えたら、

彼女は気分を害してしまった。

 

 

 

はい、

 地雷、

  踏みました♡

 

 

 

 

 

 

彼女は

「いいね」

って言ってほしかったそうだ。

 

 

 

彼女は

「似合うね」

って言ってほしかったそうだ。

 

 

 

 

 

わかんね〜よ!

 

 

 

男やるって、難しいッス。

 

 

さて、

必ずしも「どう思う?」に対して

「いいね」で答えられないものもある。

 

 

たとえば、

「この保険、どう思う?」

みたいなやつだ。

 

 

なんでもかんでも、

「いいね」とはいかない。

 

 

「ねえ、どう思う?」

 

 

この質問には、

実は出題者の中に、

すでに「正解」が用意されている。

 

 

すると、

これはもはや

ノーヒントのクイズである。

 

 

いや、

妻のご機嫌を斜めにしない

ギャンブルである。

 

 

だから、

お願いがあります。

 

 

「ねえ、どう思う?」

 

 

その前に、

ヒントをください。

 

 

「私はこう思うんだけど…

 ねえ、どう思う?」

 

 

そしたら、正しく答えます。

 

 

「この服、気に入ってるんだけど

 ねえ、どう思う?」

 

ならば、「いいね〜」だし、

 

「この服、気に入らないんだけど

 ねえ、どう思う?」

 

ならば、「そうだね〜」だし。

 

 

 

まあ、そんな風に考えると、

女性というのは

男性に意見を求めているわけではないわけです。

 

 

 

これ、

重要だから、

大きな文字で書いておきますね。

 

 

 

旦那さま♡

 

 

お前の意見は

 聞いてねぇよ!

          です。

 

 

 

 

いいですか?

 

「ねえ、どう思う?」

と尋ねておきながら、

「意見は聞いてない!」

のです。

 

 

もはや、独裁者

答えは、「はい」か「YES」なのであります。

 

 

 

 

同意を求めているわけでして、

共感してもらいたいのです。

 

 

 

 

だったら、

先に答えを教えてください。

私に正解をください…。

 

 

 

 

男性の皆さん。

 

「ねえ、どう思う?」

 

に対して、馬鹿正直に感想を述べてはいけません。

そこには、1つも正解がないのです。

 

 

まず、妻がどう思っているのかを探ります。

そして、そこに共感を示します。

正解がわからないときは、「いいね」です。

 

 

 

いいんです。

どうせ正解はないのです。

 

 

 

彼女たちは、

あなたが「どう思っているか?」には、

興味がないのです。

 

 

あなたが「どう思っているか?」には、

興味がないくせに、

 

「ねえ、どう思う?」

 

 

と尋ねてきます。

 

 

気をつけよう。

事故りますぜ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。