大切にしたいものを大切にする

節分の豆まきをする子ども

 

くれちゃんは、家族を大切にしているけれど、教員時代からずっとそうでしたか?

部活やそのほかの業務がたくさんあり、時間をつくるのが難しい中、どんな風に家族を大切にしていたんだろうと知りたいです。

 

僕ね、人から自分がどう見られるか、ってところに興味がないのね。

なんて表現したらわかりやすいかな。

 

 

ガンダムのアムロなのよ。

僕はアムロね、アムロちゃんね。

 

 

みんなが見てるのは、ガンダムの方なの。

「くればやし ひろあき」ってのを「榑林寛暁」が操縦しているイメージね。

だから、ある意味、自分に無頓着というのかな。

 

 

僕のことは後回しでいいですよ…ってのは、そういう考え方にあるのね。

俯瞰して自分を見ているというのかな。

だから、変顔とかSNSに載せても全然平気。

人がどう思おうが、別に俺には関係ないし…ってのがある。

 

 

だからこそ、だれもが持っている「こうでなければならない」「こうあるべき」に縛られないわけよ。

結局、「こうでなければならない」「こうあるべき」ってのはさ、誰かのルールなわけじゃん?

それを破ると、村八分に合います的なさ。

 

 

「あの人は勝手だ!」って思われる。

この同調圧力にみんな悩まされてる。

 

 

僕は、僕が嫌われても、それは僕であって「ボク」じゃないわけ。

伝わります?

 

 

だからね、人にコントロールされるのが嫌い。

俺をコントロールするのは俺だから。

 

 

「お願い」は聞くけど「命令」は聞かない。

いちいち指示してくる校長とか、マジで無理って感じね。

オレ、指示いらないっス。

 

 

自分で考えて自分で動いて自分で圧倒的な結果を残すんで、黙って見ててくださいって感じね。

 

 

僕にとって最優先は家族なんだよね。

家族が体調崩したら速攻で休んでたよね。

子どもが生まれてからは、部活動もムッチャ減らしたし。

できるだけ、定時で帰るし。

 

 

でもさ、文句のつけようがないぐらい、圧倒的な処理速度で仕事もこなしたよ。

だから、堂々と休んでた。

文句を言われる筋合いはないもん。

 

 

結局さ、大切にしたいものを大切にして生きるのが、人生を豊かにするコツなんだよね。

だから、僕にとって家族が一番大事で、仕事は2番目だからさ。

家族を大事にするよね。

 

 

それ、普通じゃないの?

 

 

学級担任で学年主任で進路指導主事で国語主任で図書主任で研究主任だったけれど、17時で帰ると決めて働いてた。

で、決めたら働けるんだよ。

 

 

ただし、これ、人がどう思うかってところにフォーカスする人間には無理だね。

もちろん生徒指導の案件があるときは帰らないよ。

そこはね、僕の優先度の中で「生徒」ってのは高いからさ。

 

 

でも、仕事の遅い同僚に合わせるつもりは、カケラもなかったな。

なんでそいつらの仕事のペースに合わせて、家族を犠牲にするわけ?

意味不明じゃない?

 

 

たださ、そもそも家族を大切にしている意識はないよね。

 

 

たとえば、命。

命って大切じゃん?

でも、命を大切にしている意識ってある?

なくない?

 

 

それと同じ感じね。

 

 

家族を大切にするために…って質問が、僕にはピンと来ない。

特に意識して大切にしてるわけじゃないんだよな。

 

 

人がどう思うかなんて関係ないし。

そんなこと気にしても腹は膨れないし。

そんなものに縛られないで、大切にしたいことを大切にすればいいんだよ。

 

 

僕はそう思うね。

  

あなたに贈る魔法の質問

 何を大切に生きていきたいですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。