仕事と家事と子育て、どうやったら両立できる?

どこでも学校になる

 

夏休みから3年間の育休を終えて仕事復帰しました。

2学期が始まります。

ワクワクしていますが、今朝も朝から娘がぐずり、お母さんお仕事行かないでと言われて1時間年休をもらい、ゆっくり話してなんとか保育園に行ってくれました。

くれちゃんのように17時には帰る!と決めて無駄なく分刻みで仕事しようと思いつつ、部活動が18時まであったり、会議が17時からだったりが常習な学校です。

仕事と家事と子育てとどうやったら両立できるのでしょうか

お母さん先生がイキイキと働ける職場をどうしたら作れるのでしょうか?

 

結局さ、「働き方改革」って自分でするもんだと思ってんのね。

政府がやってくれる?

会社がやってくれる?

社会がやってくれる?

 

NO!NO!

自分の働き方は自分で決めるものだよ。

そして、その働き方に責任をもつのは自分だよ。

そう思って生きてきたの。

 

 

名古屋はさ、組合が強いのね。

なんてったって、国会議員にも県会議員にも市会議員にも組合上がりの人を送り込んでるし。

ほぼ100%、組合だし。

 

 

そんなわけで、17時以降に会議を入れるってのはあり得ないわけ。

会議は勤務時間に行うのが普通よね。

じゃないと、育児や介護のある先生が参加できなくなっちゃうもん。

 

 

でも、まあ、部活動とかは仕方ないよね。

 

 

たださ、やっぱその働き方を選んでるのは自分じゃん?

従業員である以上、その勤務体制を変えるのは難しいよね。

ただ、働き方を変えるのは自分だよね。

 

 

もっと働きやすい職種に転職することもできるし、自分で会社を興すこともできる。

「この働き方じゃお母さん先生が生き生きと働けません!」と声をあげることもできる。

 

 

「私は17時になったら帰ります!17時以降の仕事はお断りします」とも言える。

もちろん、職場の空気は悪くなるだろうけど、その責任を背負うのも自分なわけ。

 

 

結局、何が言いたいかというと、変えられるのは自分だけってことね。

 

 

僕は「17時に帰る」って宣言して帰ってたわけ。

でも、他の先生はそうじゃないのね。

 

 

で、僕は立場上、進路指導主事で学年主任なわけ。

当然、「早く帰ると相談できません」みたいなことが起こる。

期限までに通知表ができてなくて、主任の押印がもらえない…みたいなことも起こる。

 

 

でも、俺は帰ったね。

悪いの、俺じゃねえし。

期限を守れない奴が悪い。

 

 

そういう奴が、子どもに「宿題出しなさい!」とか「期限を守れ!」とか言うからウケる。

マジ、大爆笑!

 

 

んなわけで、期限が守れなければ、僕は容赦なく帰るわけ。

そうするとさ、管理職が申し訳なさそうに言うわけよ。

 

 

「主任がそれじゃ困る」とかさ。

「書けるまで待って押印するのが仕事」とかさ。

 

 

いや、待て。

学年主任ってのは管理職じゃね〜ぞ、と。

それはお前らの仕事だろ?ってね。

 

 

俺は17時までしか仕事しないから。

書類は17時までに出せよ、と。

 

 

でさ〜、結果期限が守れないと、守れない方に合わせるのが日本の文化なんだよね。

これだって下手したらパワハラだなんだって言われるわけ。

マジ、メンドクセ〜よ。

 

 

ちなみに、初任の学校はまだ手書きで通知表書いてたのね。

6月中に通知表完成してたからね。

 

 

成績を入れるのだけ残して、あとは完成してた。

んで、成績が上がってきたら、それをハンコで押して提出ね。

それでも24人いる学級担任で3番目ぐらいだったかな。

 

 

早い先生の真似してやってた。

仕事の早い先生は何やってんのかな〜って、よく観察してたもん。

 

 

「先生、今、何やってんすか?」って。

 

 

みんなが必死になって通知表作ってるときに颯爽と「お先に」って帰るのが好きだったのね。

 

 

あと、長男が生まれたとき、部活動はガラリと変えたの。

部活動保護者会ってのがあってね。

「ウチ、子供が生まれたんで、休日の部活動減らしますから」って保護者に宣言して。

 

 

他人の子どもの面倒見てて、自分のところの子どもと遊べないなんておかしいじゃん?

だから、「俺、部活やらね〜から」って宣言。

 

 

休日はせいぜい月に2回ぐらい練習試合を入れた。

んでも、なぜか県大会に行くようなチームになっちゃったんだけどね。

部活終わるのも早かったし。

 

 

まあ、つまりさ、働き方なんて自分で変えられますよってことね。

何を選ぶか、だよ。

全部自分で選んでるの。

 

 

僕は「僕の人生」を最高にしていくことにフォーカスしている。

ただ、それだけ。

 

 

金のために働くなんてまっぴらごめん。

ココロとカラダを削ってまで働こうとは思わない。

人生はたった一度きりだから、やりたいことをやって死にたい。

 

 

我が子といっしょにいたいなら、堂々と年休を使えばいいじゃない?

それ、自分の権利だし。

権利を主張する以上、義務も思いっきり果たせばいいわけで。

ぐうの音も出ないぐらい働いちゃえばいい。

 

 

実際、僕がこんな人間でも学年主任になったり進路指導主事になったり生徒指導主事になったのは、圧倒的に仕事をしたから。

手のかかる子全員引き受けても、最高な学級を作っちゃうとかさ。

掲示物とか、総合学習とか、やることなすこと、誰も追いつけないレベルでやっちゃう。

生徒指導に保護者対応もね。

「おい!校長出せ!」みたいなノリのところに出ていくの、大好物だったもんな。

 

 

まあ、それも働き方だよ。

ちなみに、ウチの妻はそれができなくて、3人目を妊娠したときに仕事を辞めたの。

産休育休入ればいいじゃん!って思ったけどね。

お金がもらえるわけだし。

 

 

でも、「それは嫌だ」とか言うもんだからさ、辞めたの。

それも働き方だよね。

 

 

今の働き方を選んでいるのは自分だから。

大切なことは何を選ぶか、ってことだと思うよ。

 

 

あなたに贈る魔法の質問

 どんな働き方が理想ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。