効率を追い求めるのは幸せでないかもしれない。


 

働き方について。

能率よく仕事をするにはどうしたらよいか。

これからの子どもたちに働ける大人になれるようにするには、どんなことをしたらよいか?

 

家事を例にするね〜。

「今日は何しようかな〜」って思いながら、なんとなく洗い物を始める。

んで、洗濯物を洗う。

で、掃除をする。

 

 

そうやると、効率が悪いわけね。

 

 

僕の場合だよ。

まず、業務を整理するわけ。

 

 

まず、洗濯機をかけるでしょ。

その間に洗い物をするよね。

食器は拭かずに置いておく。

 

 

それから、部屋を片付けるでしょ。

部屋が片付いた頃に洗濯機が終わって、そこで洗濯物を干すでしょ。

 

 

その頃には、食器の水がある程度切れてるから、拭いてしまうでしょ。

んで、ゴミ捨ての次いでに新聞を取りに行くでしょ。

 

 

ま〜こんな感じね。

効率って結局無駄を省くことだと思う。

 

 

僕ね、異常な校務分掌だったのよ、学校現場で。

学年主任で、進路指導主事で、学級担任で。

国語主任で図書主任で研究主任で。

授業2学年行って、学級通信と学年便り書いて、修学旅行の細案も作り、総合学習の企画をし、学年会計までやる。

当然、生徒指導もする。

 

 

ヤバいよね。

ブラックすぎる(笑)

でも、17時に帰る!

俺は帰るぞ!(遅くとも18時には職場を離れてたね)

 

 

だからね、無駄がない。

 

 

子どもたちの生活ノートの朱書きは授業中に書いてしまう。

ノート点検も提出物の点検も授業中。

 

 

トイレに行くのは授業に行くタイミングだし、印刷室に行くとき、その日印刷すべきものをまとめて印刷する。

移動に無駄がないんだよね。

 

 

どうでもいい教育委員会のアンケートはすべて「よくできています」に○をつける。

生徒指導の案件は、起きないように事前に子どもたちの心のケアに心がける。

 

 

1週間ぐらいの業務を進路指導室のホワイトボードに全部書いておいて、期限の速いものから、片っ端から片付けていく。

あと、管理職の決裁が必要なものは、管理職がどうせ読むんだから推敲しない。

推敲してる時間がないんだもん。

 

水分もとらないしね。

水飲んだら、トイレに行く時間が増えるから無駄!(笑)

あと、昼食を食べてなかったから、その時間も仕事してた。

 

 

不食だよ、不食。

食う時間が無駄だもん。

食ったら排泄するでしょ。

無駄がいっぱいだね。

 

 

そして、定時で帰ったら深夜まで「これからの人生」のためにブログ書いてメルマガ書いて、企画を練るの。

人生を変えるってそういうことだよ。

 

 

なので、子どもたちにはこんな働き方させたくないよねってこと。

まぁ、何を選ぶかなんて、こいつら次第だと僕は思ってる。

選んだものを応援するだけ。

 

 

ただ、これは忘れないでね。

無駄を削れば効率が良くなる。

でも、効率を追い求めると、人生は味気なくなる。

「無駄なもの」も大事なんだよね。

 

 

僕も今、無駄を大切にしてます。

そんなわけで、今からテレビゲームをします!

無駄ですぞ!

 

あなたに贈る魔法の質問

 無駄なものは何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。