「人生が変わる」とはどういうことか。〜地に足つけて羽ばたく〜
「人生が変わる」
最近よく耳にします。
「人生が変わりました」
最近よく耳にします。
僕は、
(そんなことってあるのかな?)
と思うわけです。
僕はたくさんの出会いによって人生を変えてきました。
マツダミヒロさんとの出会い。
山脇恭子さんとの出会い。
岩室智子さんとの出会い。
岸本亜泉さんとの出会い。
その出会いを生み出したのは、
間違いなく上海。
上海行きを決めたのは妻です。
ミヒロとの出会いのきっかけも、
恭子さんとの出会いのきっかけも、
智ちゃんとの出会いのきっかけも、
亜泉ちゃんとの出会いのきっかけも。
すべての出会いは、
妻が生み出しました。
そう考えれば、
妻との出会いもまた、
僕の人生を変えました。
では、
出会った瞬間、
僕は「あっ!今、人生が変わった!」と思ったでしょうか?
そんなことはありません。
「人生が変わる」は、
そのときにはわからないのです。
あとで振り返ったとき、
点と点が線でつながるんです。
我が家に来たことで、
人生が変わったお母さん。
僕と出会ったことで、
人生が変わったお母さん。
たくさんいます。
でも、出会った瞬間、
「あっ!人生が変わったわ!」
なんて感じることはないのです。
気がつけば。
あとで振り返れば。
あれが分岐点だったと気づく。
そんなものだと思うのです。
では、人生を変える出会いはどこにあるのか。
実は今ある輪の一歩外側に、
人生を変える出会いは転がっています。
人生を変える「次元上昇のエレベーター」は、
あまり美しくありません。
一見すると、
それは「次元上昇のエレベーター」には見えません。
エレベーターから降りたときになってはじめて、
自分が上昇していたことに気づくのです。
だから、地に足をつける、が大切です。
地に足つけて、等身大の自分を受け入れる。
そして、そこから一歩踏み出してみる。
言ってみれば、
人生を変える作業は、
凄まじく地味な営みです。
虚勢を張ってはいけない。
まず、等身大を知ったうえで、
自分とつながってみる。
人生が変わるって、
結構地味なんですよね。