ママと酸素マスクと夏休み♬


飛行機の機内では、

緊急時に酸素マスクが上から落ちてくる。

 

 

 

酸素マスクをしっかりと装着すること。

高度1万5000フィートでは、呼吸困難に陥ります。

数十秒から数分で意識を失うのだそう。

 

 

ですから、非常時のため、

飛行機に乗ると必ず救命胴衣や酸素マスク、避難経路の話、

つまりは安全確認がなされるわけです。

 

 

さて、今日話題にしたいのは、

酸素マスクを装着する順番です。

 

 

お母さん。

いいですか?

 

 

子どもと自分、

どちらが先に酸素マスクを装着しますか?

 

 

はい、「子ども」と即答したあなた。

人としては間違ってはいませんが、この場合は不正解。

まず、大人が装着するんだそうです。

 

 

で、大人が意識がなくならない状態を保ってから子ども。

これが正しい順番なのですね。

 

 

お母さんはついつい子ども優先に物事を考えがち。

自分があと、子どもが先。

 

 

でもね、子どものため、子どものためってやってるうちに、お母さん、呼吸困難になってない?

(こんなにやってあげてるのに!)

(なんでみんなわかってくれないの?)

って、呼吸困難になってない?

 

 

そうするとね、子どもたちは自分の酸素マスクを外して、「お母さん大丈夫?」って言っちゃう。

その瞬間、呼吸困難。

両方とも苦しくなるのね。

 

 

まず、お母さんが酸素マスク、着けよう。

しっかり呼吸しよう。

 

 

「吸って〜、吐いて〜、吸って〜、吐いて〜」だな。

夏休み、ず〜っと子どもたちがいて、慌ただしかったよね。

呼吸する間もなかったよね。

 

 

呼吸しよう。

子どもが幼稚園、保育園、学校、その他もろもろ行ってる間に呼吸しよう。

子どもが小さいなら預けよう。

 

 

とにかく、だ。

とにかく、自分の時間を作ろう。

んで、呼吸しよう。

 

 

酸欠だとイライラするし。

酸欠だと思考が回らんし。

 

 

いい?

我慢して我慢して、酸素マスク着けなかったら、どうなると思う?

 

 

飛行機、墜落しちゃうのよ。

な?

 

 

酸素マスク着けよう。

自分の時間を作ろう。

 

 

子どもを預けたり、自分の時間を作ったりすることに、罪悪感を感じるママさんも多いのね。

あのね、酸素マスク着けるのに最悪感を感じる人、いないじゃん?

 

 

必要なことなのよ。

あなたが「おひとりさま」の時間を作ることは、あなたにとって必要なことなの。

 

 

んで、酸素ちゃんと吸ってくれんと、「家庭」という飛行機が墜落すんのな。

わかった?

僕が言いたいのはつまりこういうこと。

 

 

AIRASIAの客室乗務員は妙に色っぽい。

それだけだ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。