今すぐ話したい人、あとででも話したい人
女性の中には、「今すぐ話したいタイプ」が存在します。このタイプの女性は、「今ここ」を逃すと、テンションをすぐに下げますから、一見わがままに見えます。
ところが、彼女たちが求めているのは安心感。今すぐ話さないと安心できないのです。
ですが、男性には「自分のペース」というものがあります。今はちょっと手が離せない。そんなことってあると思うのです。
ところが、後回しにしようものなら大変です。
「さっきの話、なんだった?」と尋ねると、「もういい!」と行って、プイっと顔を背けてしまう。
ですから、このタイプの女性の話は、とりあえず手を休めて耳を傾けることです。
それで手を休めて話を聞いてみると、
「それ、今じゃなくてよくね?」
とあなたは感じます。その通りです。彼女たちの話す内容は、別に今じゃなくても良いのです。でも、今この瞬間に話したいのです。「後で」ではなく「今すぐ」なのです。
理由ですか?安心したいんです。
この「今すぐ話したいタイプ」の女性の話を後回しにすると、大変やっかいです。
機嫌を損ねるため、リカバリーにエネルギーを消費します。トータルで考えた場合、不機嫌な女性のご機嫌をリカバリーするよりも、できるだけ不機嫌にさせない方がコストパフォーマンスが高いでしょう。
はっきり言って面倒臭い女です。
でも、この面倒臭いところにあなたは惹かれたはずなのです。出会った頃は(笑)
ちなみに、忙しいとき「後ででも良い?」と尋ねると、「うん、いいよ」と言ってくれる女性もいます。「後ででも話したいタイプ」です。
彼女たちの話は比較的長く、前置きも長く、話題が行ったり来たりする特徴があります。それはそれで、男性にとって忍耐の必要なコミュニケーションになります。
この、「後ででも話したいタイプ」の女性から「話しかけてもいい?」と尋ねられたとします。あなたは、手が話せず忙しかったため「後ででも良い?」と尋ねる。すると、「うん、いいよ」と言ってくれるわけです。
この言葉に甘え、後回しにした挙句、話を聞くのを忘れるというパターンが横行しています。
男性の皆さん、本当にお気をつけくださいね。
彼女たちは相手のことを思いやれる生き物です。「今すぐ話したいタイプ」に比べると、奥ゆかしい存在です。
だから、あなたはついついぞんざいな扱いを彼女たちにしてしまう。
(まあ、いっか。あれから何も言ってこないし…)
そう勝手に解釈して、「後ででも話したいタイプ」の女性に声をかけ忘れる。すると、大変なことが起こります。
他者を大切にしたい彼女たちは、実は人一倍他者からも大切にされたい人たちです。大切にされなかったという記憶は、ずっとずっと棘のように引っかかり続けます。
何度も申し上げますが、「共感されたい」のが女性です。
「今すぐ話したいタイプ」の女性は、今すぐ聞いてもらえたことに満足をし、「後ででも話したいタイプ」の女性は、後ででも聞いてもらえたことに満足するのです。
女性の奥底にあるのは「大切にされたい」」という思いであることを忘れないでください。