ものの見方や感じ方の違いが衝突を生み出すんだな


友達の結婚パーティーに着ていくために、お気に入りのスーツをクリーニングに出したんだって。

で、パーティーにスレスレ間に合う予定で出したんだけど、後でクリーニング屋さんから電話がかかってきて「集荷の関係で間に合わないんですよ」って言われた。

 

当然だけど、女性は怒るよね。

クリーニング屋さんはひたすら謝ってたんだけど…

 

「謝ってもらったところで、パーティーに着ていけないじゃん!」

って怒ってた。

 

こういうとき、どうしてもらえたら君なら納得する?

 

「クリーニング代がタダなら許すよ」

って意見もあった。

「謝ってくれればそれで良いよ」

って声もあった。

 

あと、「そもそもスレスレでクリーニングになんて出さないよね」 

って意見もあったかな.

@kure9090 パーティー行かなかんねん!そのとき…#tiktok教室 #役に立つtiktok #人間関係 #クレーム ♬ LA LA LAND (Part 2) – Official Sound Studio

先日、僕らの勉強会でこんな話題が出た。

ものの見方や感じ方は十人十色。

 

 

「タダにしてくれたら許す」って人もいたけれど、

「タダにされたら逆に恐縮する」という人もいた。

 

 

こういう感覚のミスマッチが、人間関係のトラブルを引き起こすことを知っておきたい。

 

 

つまりさ、「タダにしてくれたら許す」と思っているお客様と「タダにされたら逆に恐縮する」と思っている店員さんの場合、店員さんは「ひたすら謝る」ということを選択しがち。

 

その結果、お客様は「謝ってもらっても仕方なくない?」と思うし、店員さんは「謝っても許してくれないモンスターカスタマー」だと思っちゃうわけ。

 

 

反対に、だよ。

「タダにされたら恐縮する」と考えているお客様に、「タダにしてくれたら許す」と思っている店員がいたらさ、謝るのもそこそこに、「値引き」や「サービス」を提案しちゃうわけ。

 

 

そうすると、ですよ。

「ちゃんと謝れよ!」みたいなトラブルになっちゃうんだな。

人間関係って難しいよね。

 

 

今、僕らが作っているアプリは、そういうものの見方や感じ方の違いを可視化する目的で作っている。

 

 

知らないから衝突する。

知っていれば回避できる。

人間関係には、そんなトラップが数多く存在する。

 

僕は「みんな違って、みんないい」という社会を実現したい。

そのためには、みんなが違う感覚を持っているということを、腹に落とすことが必要だと思う。

 

 

今回のTikTokは、そんな社会実験。

コメント欄を見て、いろんな人がいるなーと思ってもらえれば幸いです。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。