2つのサイクルがグルグル回って明日の僕を創っていく
花は種を蒔かなければ咲きませんし、種を蒔く土には豊かな栄養がなければやはり育ちません。
それが自然の法則です。
昨日蒔いた種が今日咲くということはないわけで。
あらゆる事象を、「自然か不自然か」という視点で眺めてみることが重要です。
僕ら人間も自然の一部です。
ですから、何の努力もせず明日突然成功するなんてことはありません。
SNS広告やTwitter上で見かける香ばしいビジネス案件。
「主婦でも…」「学生でも…」的なヤツが目に飛び込んでくるたび、「自然か不自然か」を考えてしまいます。
一朝一夕に僕らの暮らしがよくなったり、大金が入ってきたりすることはないことを忘れてはいけません。
土を耕し、種を蒔き、芽が出る。
根を下へと、茎を上へと伸ばし、葉を大きく広げ、やがて蕾をつける。
花が咲いたあと実をつけ、その収穫が終わると朽ち果てる。
枯れた根を取り除き、肥料とともに土を耕して新たな種を蒔く。
そうやって、植物をひとつのサイクルで育ててきました。
それが自然です。
人間も自然の一部ですから、そのようなサイクルがあるよね、と考えたわけです。
それが10年サイクルです。
人生の「成長曲線」と呼んでも良いでしょう。
少しずつ少しずつ螺旋階段を登るように、人は昇っていきます。
ぐるりと1周、10年のサイクルを終えたときには、10年前より少しだけ上のステージに立っていることに気づく。
そんなイメージでしょうか。
一方で、僕らの状態は刻一刻と変わっていきます。
エネルギーが高まり、この現実世界をグイグイと動かしていくアクティブなときもあります。
エネルギーが弱くなり、その分だけ精神性が高まって、いろんなことを考えたり、悟ったりする。
そんなセンシティブなときもあります。
それを12年サイクルで表現しています。
このサイクルは人によって違います。
10年のサイクルと12年のサイクルですから、10と12の最小公倍数で60年。
0歳で生まれて60歳の還暦を迎えたときに、このライフサイクルはもとの場所に戻ります。
もう一度赤ちゃんからライフサイクルを始めるわけです。
このライフサイクルを山登りに例えてみましょう。
今、あなたは登っている山のどこにいるか。
それが10年サイクルです。
登り坂なのか、下り坂なのか。
頂上なのか、登山口なのか。
登山口では頂上の景色は見えません。
下り坂で走れば、勢い余って転んで大怪我をするかもしれません。
自分が今どこにいて、この道はどこに続くのか。
それを知るのが10年サイクルです。
一方で、12年サイクルはあなたの状態を教えてくれます。
元気いっぱいのパワフルな状態なのか。
それとも、疲れてヘトヘトの状態なのか。
これを知ることもとても重要です。
ヘトヘトな状態で谷に落ちれば、そのまま奈落の底へ真っ逆さまです。
でも、エネルギー満タン状態なら、歯を食いしばって、崖を登ってこれるかもしれませんね。
逆に、下り坂でエネルギー満タンだったらどうでしょう。
調子に乗ってダッシュして止まれなくなる。
そんなことがあるやもしれません。
でも、10年サイクルを見たとき、下り坂の次に登り坂が待っていることがわかれば、ブレーキをかけずに、そのままの勢いで登っていくのが得策です。
人生は大きな流れですから、過去から現在、そして未来を見据えて、「今ここ」で何をするかを選択します。
そういう戦略を立てるために、僕らは大昔からこの「運気」というものを見てきたわけです。
その哲学の根底には、「人間も自然の一部」という考え方があり、人の成長や成功には順序があるということを忘れてはいけません。
今回プレゼントした「しつもん開運ノート」には、3つのグラフが表示されています。
1本は10年のサイクルを、もう1本は12年のサイクルを。
それぞれ、あなたの生年月日から導き出したライフサイクルを表示しています。
そして、1番上の右肩上がりの折れ線グラフが、それらを統合して、さらに諸々の情報を加味した、あなただけのライフサイクルです。
この折れ線は上下動を繰り返しながらも、少しずつ上がっていきます。
60歳になると、もとの場所に戻りますが、当然0歳のときのあなたとは違う場所に立っているわけですね。
良いことも悪いことも起こりながらも、誠実に生きていれば、人生はこのように少しずつですが好転していくものだと思っています。
良いときもあれば悪いときもある。
それでもこの人生は素晴らしい。
そんな哲学を僕も受け継ぎ、このように表現してみた次第です。
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