なぜ縁起のいい日は、こんなにもいっぱいあるのだろう?

ここ数年、「一粒万倍日」とか「天赦日」とか、いわゆる「縁起の良い日」というのをSNS上でよく見かけます。
昔は「大安」ぐらいしか意識せず、それだって「結婚式」とか「お引越し」とかのお日柄を見るぐらいでしたが。
いろいろな種類の「縁起の良い日」があります。
それで調べてみたら、「縁起の良い日」って1年間にですね、わりとたくさんあるんです。
「縁起の良い日」って、そんなに多くない方がいいのにな、って思います。
だって、数が少ない方が「ありがたみ」ありません?
お正月に初詣に行くのは、やっぱ年に1回だからです。
これが「毎月1日は初詣の日」だと、「ありがたみ」が減ってしまいます。
近所のスーパーの特売日は火曜日で、「火曜特売」の日は大変混雑します。
その価格でお客様が殺到して売上が上がるなら「毎日特売」にすれば良いのですが、やはりそれだと「ありがたみ」がなくなります。
そんなわけで、昔の人たちは「縁起の良い日」をなぜこんなにたくさん作っちゃったんだろーな?という疑問が湧いてきます。
「縁起の良い日」というのは「結婚式」とか「お引越し」だけでなく、起業とか、サイフの新調とか、いろいろとスタートするには良い時期とされています。
そう、「縁起の良い日」って、僕らに「行動」を促す日なのです。
「神社になんか行かないぜ!」って人も、お正月だけはその重い腰をあげちゃうわけです。
「縁起の良い日」が定期的にやってきては、「さあ、動き出そうぜ!」と僕らに語りかけてくるわけです。
人間は変化を嫌う生き物。
「行動しなきゃ!」と思っても、なかなか思ったように動けません。
「ダイエットは明日から」だし、新年の抱負は3日で忘れる生き物です。
そのような人間の「人間らしさ」を昔の人たちはよく理解していたのだと思います。
それで行動のきっかけとなる「縁起の良い日」をたくさん作ってくれたわけです。
「さあ、動き出そうぜ!」というメッセージを受け取る日ってことになります。
神社で手を合わせ祈願する。
でも、祈るばかりで行動しなかったら何も始まりません。
「恋愛成就」を願ったあとで、家にずーっと引きこもり、「いつかこの電話に間違い電話がかかってきて、そこから恋に発展するの
」とか思ってみても、そんなことは絶対に起こらないわけで。

神様も「動いた人間」にはご褒美をくれるでしょうが、動かぬ人には手の施しようがないのであります。
まあ、とにかく動けよ、と。
地球は行動の星ですから。
ただ、「縁起の良い日」に何かを始める人は増えましたが、その行動を継続できる人は少ない。
ここがまた人間の課題です。
動き出す、そして続ける。
これが大事なのさ。
そのためには「小さく始める」が重要です。
無理のない範囲で始めないと続かないのですなぁ。
スタートは気合いが入るから、ドカン!と始めてしまう。
すると、続けるのがシンドくなって、あきらめる。
3日坊主誕生!
だから、縁起の良い日に小さく始める。
それがいいんじゃないかな?と思っています。
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