あなたが生まれた日の太陽と地球
そもそもなぜ生年月日から読み解くのでしょうか。
東洋哲学では、この宇宙はすべて陰と陽でできていて、木火土金水の五行でできていると考えます。
いわゆる陰陽五行思想です。
人間も例外ではなく、自然の一部であり、陰陽と五行でできているのです。
「人間も自然の一部である」
この考え方、重要なので忘れないでください。
桜は春になると一斉に咲きます。
その前に梅が咲きますね。
チューリップは冬の寒さを経験しないと咲きません。
ひまわりは春ではなく夏に咲きます。
はい、これが自然です。
自然には一定のリズムに合わせて、ちゃんと法則性があるのです。
だから、人間にもそういうものがあるだろうと考えるのは、まあ普通です。
人間というのは面白い生き物で「ひまわり」として生まれてきたのに、「さくら」を目指してしまところがあります。
「あさがお」として生まれてきたのに、「支柱なんていらないの!がんばりなさい!」と声をかけてしまったりします。
他の人と比べ、他の人のようにさせようとする。
人間ってマジで理不尽な生き物っす。
「ひまわり」として生まれたら「ひまわり」として咲けばいい。
「あさがお」として生まれたら「あさがお」として咲けばいい。
「さくら」を目指すと枯れてしまいます。
他の人と比べるなんて馬鹿げています。
自分の花を咲かせることだけに一生懸命になればいいんです。
世界にひとつだけの花なのです。
「あさがお」には支柱が必要です。
誰かの支えがあってこそ、咲く花なんです。
それは恥ずかしいことではありません。
悪いことではありません。
それが「あさがお」として生まれた子の初期設定なのです。
僕は「子育て講演会」などでは、よくこの話をします。
すると、お母さんたちから「でも、先生。親はね、我が子が何の花かわからないから苦しいんです」と言われました。
その通りです。
それで僕は、花の種類と育て方、咲く時期を教えています。
やってることは植物園の先生と同じです。
そう、この子が「ひまわり」か、「あさがお」かがわかればいいのよね。
そこで人間の世界では、いろんなやり方で「その人」を知ろうとする試みが行われてきました。
就職試験などで実施されるクレペリン検査は、ひたすら足し算をして、その傾向から人間を分類します。
生年月日は「占い」に分類され、足し算は「検査」に分類されるの、ちょっと謎です。
「俺の性格が足し算でわかるか?」とは、誰も言いません。
まー、それは良いとして。
血液型で分類するなんてこともあります。
血液型が性格に影響を与えるという科学的根拠はないそうですが、でもやっぱり血液型で性格って違うよなぁとは感じます。
質問に答えて分析する、なんてものもあります。
あれの問題点は、設問の答えはその日の気分によって変わるということでしょうか。
自分の状態を正確に答えるのって難しいです。
そんなわけで、人間は大昔から、人間を理解するために、あれやこれやと取り組んできたわけです。
で、その1つの手法が生年月日からその人を分類するという方法です。
でも、正しくは生年月日で分類しているわけではないのです。
実は太陽と地球の位置関係で分類しています。
ですから、これらの学問は西洋占星術に対して東洋占星術とも呼ばれます。
しし座もかに座も出てきませんが占星術です。
太陽系の惑星は黄道面という同じ面の上をぐるぐる一定の周期で回っています。
木星も火星も同じ面を動いています。
惑星ベジータとナメック星は別の面を動いています。
一年経つと太陽の周りをぐるりと回って、元の場所に帰ってきます。
春分点を0°として、ぐるっと1周360°回って帰ってくると1年が経ちます。
こういうことを地球は延々と繰り返しているわけです。
紀元前、スペースシャトルも人工衛星も望遠鏡もない時代に、それに気づいちゃった人がいるわけです。
太陽と地球には一定のリズムがあるぞ!と。
おい!ヤベー奴がいるぞ!です。
オラ、ビックリしたぞ!
えっ?ドラゴンボール風に書くの、しつこいですか?ww
この世界を見渡したとき、「一定のリズムを刻む何か」の存在として「時計」があります。
でも、「時計」がない時代はどうでしょうか。
自然界の中で一定のリズムを刻むもの。
そんなもの、ありません。
でも、地球と太陽のリズムは一定です。
ちなみに、月と地球の関係も一定です。
ですから、「何日の何時何分から月食が始まります」とか、「次は何年後です」とか、わかっちゃうわけです。
空の動きにリズムがあることを発見した人、マジすごい。
んで、人間も自然の一部です。
蒔いた種から芽が出てきて、根を伸ばし、葉を広げ、やがて花咲き、枯れて実をつけて、やがて朽ち果てる。
昼間が続くことはないし、明けない夜もない。
こういった自然界の法則である陰陽が人間にだってあるよね、と考えるわけです。
それで太陽と地球の関係に名前をつけました。
天に干を、地に支を。
「天干地支」と言って、いわゆる「十干十二支」です。
つまり、生年月日から読み解いていますが、それはあまり正しい表現とは言えません。
「あなたが生まれた日の太陽と地球の位置関係はこうでした。その位置関係のときの十干十二支はこうですよ。その十干十二支の人はこんな人でこんな生き方をするといいですよ」
という話をしているのです。
簡単に言うと、僕の仕事は
「先生、この種、何ですか?」
「あー、これはあさがおだねぇ。春に蒔いて、芽が出たら支柱立ててあげて。咲くのは梅雨明けかなぁ」
というやり取りをしている先生みたいなものです。
太陽と地球の位置関係は一定のリズムであり、それ以外に自然界の中で一定のリズムを刻むものがないのですから仕方がありません。
ちなみに、月も一定のリズムを刻んでいます。
この一定のリズムをもとに作られたのが「太陰暦」です。
太陽と地球の関係性よりも月と地球の関係性の方が見つけやすそうですね。
ですから、先に地球と月のリズムが採用されました。
それが太陰暦です。
でも、地球の1年は太陽と地球の位置関係で決まります。
ですから、太陰暦は何かと都合が悪かったんですね。
それで、太陰暦、太陽太陰暦、太陽暦と、いろんな暦が生まれます。
ちなみに、今、僕らが暮らしている世界は「グレゴリオ暦」です。
グレゴリオさんが作りました。
「暦」は権力の象徴だそうです。
「時の支配者」なんですね。
権力者だったグリゴリオさんが、「俺が決めちゃうもんねー」と言って決めました。
けっこう日本の暦はコロコロ変わっています。
誕生日とか、わけわからなくなりそうだな、と心配になります。
というわけで、あなたが生まれた日の太陽と地球の関係を基準に年月日の十干十二支を算出しています。
そして、今日の年月日の十干十二支を算出しています。
そのデータをもとにして運気という名の「人生の天気予報」をしているわけです。
「次の月食は何年後ですよ」と未来がわかるのは太陽と地球の関係が一定のリズム下にあるからです。
つまり、これまでも一定でしたし、これからも一定です。
だから、これまでのこともわかるし、これからのこともわかるわけです。
不思議ですよね。
いや、何がすごいって、空を見上げて「地球と太陽と月って、一定じゃね?」って気づいた大昔の人ですなぁ。
僕らは自然の一部です。
春に咲く花の人もいれば、夏に咲く花の人もいるわけで。
それを思うと、人の成功を妬むのは馬鹿らしく、今は自分が咲くタイミングではないことを知っていれば、焦らず今すべきことが見えてくるわけです。
タイミングに合わせて、今すべきことをする。
それが運気に合わせて行動するということですね。
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