一年の締めくくりの12月


ゴールラインは、次へのスタートラインです。

早いもので、もう12月。

平成27年も残すところあと一ヶ月となりました。

 

駅前は、きらびやかなイルミネーションに彩られ、すっかりクリスマスムード。

街全体がなんだか華やいで見えます。

 

さて、12月は「師走」といいます。

この言葉の語源にはさまざまな説があります。

有名な語源は、「師馳す (しはす)」から生まれたとするものです。

師匠の僧がお経をあげるために、東西に馳せる月という意味から生まれたそうです。

決して教「師」が走る月ではありません。

年中走っていますからね・・・。

 

そのほか、年が果てるという意味で「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。

四季の果てる月という意味 で「四極(しはつ)」からとする説。

そして、「一年の最後になし終える」という意味の「為果つ(しはつ)」か らとする説などがあるそうです。

 

ところで、『一年の計は元旦にあり』ということわざを知っていますか。

この言葉の由来にも諸説あって、戦国時代の智将・毛利元就の言葉を言説とする説が有名です。

 

「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり。」

 

平成28年の始まりまであと1ヶ月。

 

素晴らしいスタートダッシュを切るためにも、「年果つ」この12月 に、きちんと「為果つ」ことが大切です。

1年の締めくくりの12月としましょう。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。