人材分析4タイプ⭐︎やる気があって盛り上がる人、やる気があって盛り下げる人

盛り上げる人

昔、とあるプロジェクトの会議に参加しているとき、リーダーたちが妄想のような話をしていてイラっとしたことがあった。

 

 

夢ばかり語っていて、全然前に進まないプロジェクトだった。

それで、その夢のような話について、いろいろ課題となっていることを話したら、とても嫌な顔をされた。

 

 

希望的観測ばかり話して具体がない。

世の中にはそれでいい人たちもいる。

なんとも理解し難いけれど、今日はそんな話をしたい。

 

 

 

DOC(DOC理論)では、その人のものの見方や感じ方の傾向を4つのタイプに分類している。

RED(赤)タイプBlue(青)タイプYellow(黄)タイプGreen(緑)タイプ

 

 

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気になる方は人材分析アプリCrewDosks®︎をインストールして、自分のタイプを分析してみてほしい。

 

 

 

RED(赤)タイプYellow(黄)タイプは、物事の良い面にフォーカスする可能性追求型

Blue(青)タイプGreen(緑)タイプは、物事の負の側面にフォーカスする課題解決型

 

 

プロジェクトに対するスタンスとして、可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプは、楽観視していることが多い。

 

 

「まー、たぶん大丈夫じゃないですか?」と軽く考えている。

だから、進みが早い。

あれこれ、難しいことは考えず、「まー、とりあえずやってみますか?」となる。

 

 

そういうスタンスに、課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプは不安になる。

「まー、たぶん大丈夫じゃないですか?」に対して、「どこが大丈夫なんですか?」となるのだ。

課題解決型は根拠がほしい。

根拠こそが安心材料になる。

 

 

可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプは、そんな根拠を用意していない。

「まーたぶん大丈夫でしょ?」であって、「絶対、大丈夫よ!」とは言ってないのである。

「ダメならダメでそのとき考えれば良いでしょ?」なのである。

 

 

そんな彼らのことは課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプは「楽観視し過ぎでしょ?」と思ってしまう。

このようにフォーカスタイプの違う人たちが一つのプロジェクトで一緒になるのだから、ミスコミュニーションは避けて通れないのだ。

 

 

まず、可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプにとって、課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプから届く「あーなったらどうするの? こーなったらどうするの?」は、やる気を削ぐ効果しかない。

 

 

「ゴチャゴチャうるさいな」と思うらしい。

「やる気がないならプロジェクトから抜けてくれよ」と思うらしい。

 

 

だが、忘れてほしくないのは「やる気」がないわけではないということだ。

むしろ、課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプが「あーなったらどうするの? こーなったらどうするの?」と言い出したときは、この人だちが真剣に考えている証拠なのである。

 

 

真剣に考えれば考えるほど、ネガティブな言葉に聞こえる。

やる気がないから問題を指摘しているのではなく、やる気だから問題を指摘しているのである。

 

 

ところが、可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプにとってはやる気がないように聞こえてしまう。

 

 

だからもし、あなたのプロジェクトを主導している人たちが可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプの場合、不安を感じても会議が盛り上がってるときは口を挟まぬことだ。

 

 

全体会議が終わってから、課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプで集まり、みんなで課題解決をしておくと良い。

 

 

全体会議の場で、その不安を口にすると組織がギスギスしてしまう。

 

 

逆に考えると、課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプが何もダメ出しをしないということは、よほどプランに問題がないか、もしくは真剣に考えていないか、のどちらかである。

 

 

プロジェクトのプランに問題がないなんてことは、よほど練りに練られたプロジェクトの最終段階でしかありえないことで、大半は「真剣に考えていない場合」が多いのではないか。

 

 

課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプにとって、可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプの夢が広がる話は、誇大妄想に近い印象を受けることもある。

 

 

すると、課題解決型の脳みそが急激に萎んでいき、「どうでもいいや」という気持ちになってしまう。

課題解決型Blue(青)タイプGreen(緑)タイプが課題を口にしなくなったならば、そのときだけは可能性追求型RED(赤)タイプYellow(黄)タイプも不安を感じていただければ幸いだ。

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。