4タイプ別人材分析⭐︎同じ職場にリズムの異なる人のいる難しさ


人にはそれぞれリズムがある。

仕事におけるスピード感と呼んでもいい。

サクサク仕事を進める人もいれば、ゆっくり進む人もいる。

 

 

とっかかりの早さは、そんなスピード感の違いが最もわかりやすいところだろう。

ゴーサインが出たらさっさとスタートする人と、ちょっと考えてからスタートする人がいる。

 

 

僕はまず考えたい。

「少し時間をください」と言いたいタイプである。

あなたはどちらだろう?

 

 

DOC(DOC理論)では人をと4つのタイプに分類している。

RED(赤)タイプBlue(青)タイプYellow(黄)タイプGreen(緑)タイプ

その人のものの見方や感じ方の傾向を3つのタイプに分類している。

 

 

【Apple Store】

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やはりダントツで動き出しが早いのがYellow(黄)タイプだ。

「とりあえずやってみよう」のノリで動けるところは本当に素敵だと思う。

 

 

ワクワクで飛び込める。

その武器を存分に生かしたい。

 

 

ところが、人間というのは不思議なもので、そういうYellow(黄)タイプが別のタイプの親や先生に育てられると、これはなかなか不幸である。

 

 

「もっとよく考えてからやりなさい」

 

 

そんな指導をされてしまうことが多い。

ノリで動くタイプは、熟考するタイプから見れば「考えなしに動いている」と映ってしまう。

 

 

これがスピード感の違いである。

とりわけ熟考するタイプがBlue(青)タイプである。

 

 

Blue(青)タイプは全体像を描く。

物事の全体像が見えて、自分の中のゴーサインを出せてから進む。

よく考えてから動き始める。

 

 

いやいや、私の周りのBlue(青)タイプは動きが早いよ、というあなた。

ご本人に尋ねてみてほしい。

 

 

彼らはもっと早く、ずっと早くから物事の問題に気づき、頭の中でシミュレーションを繰り返しているのだ。

どうしたら、この仕事がスムーズに行くか、知略を巡らせている。

 

 

そして、すべての道筋が見えたとき、一気に動き出す。

だから、動きが早く見える。

 

 

光が見えないうちは動き出さず、光が見えた瞬間に走り出すのだ。

つまり、動き出しは遅いが、動き始めれば早い。

それがBlue(青)タイプの人たちだ。

 

 

Yellow(黄)タイプはそうではない。

「なんか面白そう」で、とりあえず動く。

本人たちにしてみれば「考えなし」に動いているわけではないのだろうけど、光が見えないうちから動き出す。

 

 

動いていれば、きっと光も見えるだろう。

だから、まずはやってみよう。

そんなスピード感がある。

 

 

Blue(青)タイプYellow(黄)タイプを見て「よく考えろ」と言ってはならない。

反対に、Yellow(黄)タイプBlue(青)タイプを見て「考えすぎ」と言ってはならない。

 

 

自分と異なるタイプと働くならば、こういうスピード感の違いには注意が必要だ。

それぞれにリズムがあって、それは働きやすさにつながる。

 

 

自分の価値観を人に押し付けると人間関係はうまくいかない。

RED(赤)タイプGreen(緑)タイプについては、また別の機会に話そうと思う。

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。