タイプ別で考える目標設定でやる気を引き出す方法

チームづくり

β(ベータ)タイプは目標達成型の脳をしている。

掲げた目標をクリアすることに喜びを感じるタイプだ。

 

 

昔、受験に失敗してすべり止めの高校にしか入れなかった女の子がいた。

本当は普通科高校に通いたかったのだけど、残念ながら商業科の高校に進んだ。

それは彼女にとって不本意な結果だった。

 

 

ところが、彼女はβ(ベータ)タイプ

そこから快進撃が始まる。

 

 

 

僕らは人をと3つのタイプに分類している。

α(アルファ)タイプβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプ

その人のものの見方や感じ方の傾向を3つのタイプに分類している。

 

 

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β(ベータ)タイプは目標達成型。

だから、成果を出すほど伸びる。

 

 

努力をしたら成果が出る。

そういう環境は楽しくて仕方がない。

 

 

そんなわけで彼女。

学力的には、その高校の中では上位に位置することになった。

「すべり止めの高校」というと「失敗した感じ」がするけれど、実際には入ってみると「上位層」になるため、成績の伸びていく子が多い。

 

 

それで商業科に進んだ彼女は次々に資格を取得していったのである。

努力をすれば成果が出る。

この環境がβ(ベータ)タイプには

必要なのである。

 

 

逆に言えば、努力をしても成果が出ないような環境では腐ってしまう。

「がんばっても無駄」という気持ちにさせると最悪である。

 

 

目標達成型の人間は、設定する目標も到達可能であることが多い。

要するに、無理した目標設定をしないということだ。

 

 

これが面白いことに、Ω(オメガ)タイプは出来もしない目標を設定しがちである。

目標は高い方が良いと考える。

 

 

できるかできないかは別にして、まず大きな目標を掲げ、それに向かって前進する。

具体的にどうすれば達成できるかは二の次にして、とにかく高く高く掲げる。

 

 

Ω(オメガ)タイプは目標達成型ではない。

積上行動型である。

とりあえずやってみて、臨機応変に方向転換しながら、やがて大きな成果に繋げていく。

 

 

目標はその都度その都度コロコロ変えていくし、方針も方向も変わる。

そういう人と仕事をするのは、β(ベータ)タイプには覚悟が必要である。

 

 

出来もしない高い高い目標を掲げるとβ(ベータ)タイプは、やる気を失う。

「そんなの無理じゃん?」となる。

 

 

β(ベータ)タイプにとって目標はノルマなのであり、絶対に達成すべきゴールなのである。

ところが、Ω(オメガ)タイプにとって目標とは目指すゴールであって、できるできないよりも掲げることに意味があるところがある。

 

 

この違いを理解していないと、心をすり減らすことになる。

だから、注意が必要だ。

 

 

ちなみに、α(アルファ)タイプの目標はもっとぼんやりしている。

「みんなでがんばろう!」みたいなのが好きらしい。

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。