映画やテレビドラマのネタバレって許せますか? 許せませんか?

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僕とあなたはまったく異なる個体です。

だから、快不快の基準も、好き嫌いの判定も、全部違います。

そんな「ものの見方や感じ方」の違いをどう理解し合うか、ずっと研究し続けてきました。

 

 

たとえば、映画を観るとき、結末を知っていたら面白くないと一般的には信じられています。

 

 

ところが、いわゆるネタバレですね。

最後の結末がわかっていた方が安心して観られるという人もいます。

 

 

僕もその一人です。

弊社開発のアプリCrewDocks®︎では、一人ひとりのコミュニケーションスタイルの違いを可視化しています。

 

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α(アルファ)タイプβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプの3タイプいるのですが、僕はβタイプです。

βタイプの人って結末、つまりは結論から入るタイプなんですよね。

 

 

僕もたまたま点けたテレビで、木曜洋画劇場がやっていて、ちょうど映画の終わりがけだったんですね。

 

 

観てた……ってよりは、テレビをBGM代わりに点けた、みたいな感じでぼんやり眺めているうちに、「ちょっと面白いかも」と思って最後まで観ちゃったわけです。

 

 

で、面白かったので最初から観ようと、Amazonプライムで探してもう一度始めから観ました。

 

 

そんな話をしたら、α(アルファ)タイプの方が、「ネタバレしたら面白くない」という話をしていたんですね。

 

 

起承転結で話を理解したい彼らは、「オチ」は最後に知りたい。

結論は最後のタイプです。

 

 

僕らβタイプはネタバレしても別に気にならないし、むしろ「面白いこと」が保証されていた方がうれしい。

 

 

もちろん犯人やトリックは知りたくないですけどねww

いや、でも、古畑任三郎のように犯人がわかっていても面白いんです。

 

 

ちなみに、先日、我が家のΩ(オメガ)タイプの娘がテレビドラマを配信するHuluのアプリでドラマを観ていました。

第4話とか第5話とか、そんなところだったと思います。

 

 

僕は夕飯を食べながら、隣でスマホを観ている娘に「そのドラマ、面白いの?」って尋ねたら「面白いよ」って言うので、「どんな話?」って尋ねたんです。

 

 

そしたら、「わかんない……」って言うんです。

第4話まで観たんだから、わからないってことはないでしょ?って思うじゃないですか。

 

 

「なんでわかんないの?」って尋ねたらね、「今、見始めたとこだもん」って言うんです。

第4話ですよ。

 

 

「なんで第1話から観ないの?」って尋ねたら、「別に最初から観なくても楽しめるからいい」って言うんです。

Ω(オメガ)タイプタイプ曰く、どこから観ても楽しめるんだそうです。

 

 

前後の話を想像しながら観るから、観たいところから観ればいいのだそう。

ちょっと面白いな、と思いました。

 

 

彼女らと会話をしていると、話が飛ぶことが多々あります。

聞いていないことも多いですね。

 

 

でも、それでいいのだと思います。

話をしていて、話題が飛んでもさ、欠けた情報は想像してもらえばいいし、話を聞いていなくても抜け落ちたところは勝手に想像するから別にいいみたいです。

 

 

映画やテレビドラマ、あなたはどうやって観ますか?

ネタバレしてても楽しめる?

それとも許せない?

 

 

第1話から観ます?

それとも、好きなところから観ます?

 

 

こんな違いがコミュニケーションにも現れるんです。

面白いよね。

 

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。