4タイプ別 人材分析⭐︎周りとの関わりで輝く「愛されることが仕事」の人

赤ちゃん

自分一人でグイグイ進める人と、周りの後押しがあってこそ進める人とがいる。

一人でグイグイ進める人は、周りを置いてきぼりにしないように注意を払わなきゃいけない。

 

 

周りの後押しがあってこそ進める人は、どんな環境に身を置くかが大事。

つまり、後押ししてもらえる人間関係の中でこそ、この人は輝くのである。

 

 

今日はそんな周りの後押しがあってこそ進める人に焦点を当てて考える。

DOC理論でいうところのRED(赤)タイプである。

 

 

DOC(DOC理論)では人を4つのタイプに分類している。

RED(赤)タイプBlue(青)タイプYellow(黄)タイプGreen(緑)タイプ

その人のものの見方や感じ方の傾向を3つのタイプに分類している。

 

 

【Apple Store】

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RED(赤)タイプは、自分ひとりでグイグイと物事を推進していくようなタイプではない。

そういう意味では「抜群の行動力」があるわけではない。

 

 

どちらかといえば、考えることが有意でなかなか前に進むことができない。

だが、それはある意味では圧の少ない人とも言える。

 

 

周囲の人との関わりの中で成果を出していく。

いろんなアイデアを出し、それを周りの後押しで推進していく、そんな人だ。

人はひとりでは生きていけないからこそ、どんな人たちの中で暮らすかが極めて重要なタイプである。

 

 

とにかく愛される人が多いのが赤αタイプで、この人が自分らしくしていると、どんどん仲間が集まってくる。

他のタイプと違い、この人たちの「自分らしさ」って独特である。

 

 

ナチュラルでいる。

すると、どこか憎めないチャーミングな魅力が発動する。

そして、「仕方ねーな」と人が集まってくる。

「助けてやらねばー」と人が集まってくる。

 

 

僕の友人が、とある選挙に出馬したときのこと。

落下傘候補として、縁もゆかりもない土地で選挙に出た。

選挙に出ること自体が初めてだった。

 

 

それで初めての街頭演説、開口一番話したのは

「私は選挙に出たこともなければ、この土地のことも知りません」

だった。

 

 

普通に考えれば、そんな人に選挙に出てほしくない。

オラが街の政治を任せるわけにはいかない。

 

 

ところが、次の日から選挙事務所には地元の人が集まるようになった。

「この人をなんとか支えてやらないかん」とみんなが腰を上げたのである。

 

 

赤αタイプはスターが多い。

無邪気に振る舞っていたら人が集まってくる、なんともうらやましい星の下に生まれている。

 

 

ところが、その力を存分に発揮できていない人もいる。

がんばっちゃうタイプである。

 

 

無邪気にやっていればいいものを、ちょっと色気を出す。

がんばってグイグイと行こうとする。

「俺についてこい」なんてやってしまうと、途端にその人の魅力は損なわれ、人が離れていく。

 

 

僕はそれをがんばってる赤ちゃんは可愛くない理論と呼んでいる。

 

 

赤ちゃんは、自分では何もできない。

おむつも替えられないし、おっぱいも与えなければならないし、お風呂も入れないし、着替えもできない。

とても手のかかる存在である。

 

 

しかし、手がかかるけれど可愛いからみんなが手を差し伸べる。

おじいちゃんおばあちゃんの介護は、おむつを替えるのも、食事を与えるのも、お風呂に入るのも、着替えをするのも一苦労だ。

 

 

それはきっとサイズ感の問題だけではないだろう。

好んでしようとする人は少ない。

だから、介護職がある。

 

 

一方で、赤ちゃんは泣いていれば人が集まってくる。

我先にとお世話をしようとする。

 

 

 

泣いていればいい。

それが赤ちゃんの仕事。

まさに、赤ちゃんは泣くのが仕事なのである。

 

 

ところが、これががんばっちゃう赤ちゃんだったらどうだろう?

 

 

「自分、ひとりでオムツ、替えられますんで、お気遣いなく!」と話す赤ちゃん。

「おっぱいですか?ご安心ください。自分で粉ミルクを溶きますんで、お構いなく!」と話す赤ちゃん。

 

 

まったく可愛くない。

この赤αタイプ愛されるのが仕事だと自覚すると良い。

 

 

ところが、難しいのは人間色気が出るもので、優秀に思われたい、尊敬されたいみたいな欲がどこかにある。

それに、これまでの人生の中で「がんばること」を義務付けられてもきた。

 

 

ゆえに、愛されるのが仕事と言われても、なかなか愛される存在になることは難しかったりする。

ポイントは無邪気に人生を楽しむことである。

 

 

愛されれば良いのだから、目の前の人をただ愛する人でありたい。

ただ、それがとても難しいのだよ。

 

 

長くなってしまった。

赤βタイプ赤Ωタイプについてはまた別の機会に書いてみたい。

 

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。