なぜ同じように褒めても、響く人と響かない人がいるのか? ーDOC理論マネジメントー
僕たちはなぜ褒めるのだろうか?
Ω(オメガ)タイプの女性と話していたとき、そんなことが話題になった。
僕らは人を3つのタイプに分類している。
α(アルファ)タイプ・β(ベータ)タイプ・Ω(オメガ)タイプ。
その人のものの見方や感じ方の傾向を3つのタイプに分類している。
【Apple Store】
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【GooglePlay】
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それで、そもそも僕らはなぜ人を褒めるのか、その目的は何だろう?という問いが生まれたのだ。
Ω(オメガ)タイプの彼女が「相手のモチベーションを上げるために褒めるんだよね」って話をしていて、一瞬「なるほど」と思った後で、ふと(相手のモチベを上げようなんて考えて褒めたことあったかな?)と思い返してみた。
僕はβ(ベータ)タイプ。
何のために褒めるのかというと、次も同じように成果が出せるように褒める。
そう、成果を出すためなんだ。
だから、成果が出た人を褒めるし、成果を出していない人は褒めない。
だって、成果を出していないんだから褒めるのおかしいじゃん!
成果を出していないなら、次はどうやったら成果が出るのか、考えてほしい。
そっちの方が成果につなげるには大切だと思う。
ところが、Ω(オメガ)タイプはそうではない。
成果が最大化するのは、気分良く仕事をしているときだ。
気分屋でパフォーマンスは気分に左右される。
乗ってきたらハイパフォーマンスになるし、気分が下がれば一気にパフォーマンスが落ちる。
こういう感覚はβ(ベータ)タイプには、極めて理解し難い。
気分が上がろうが下がろうが、「やるべきことはやれ」と言いたい。
大の大人が気分に左右されてどうするよ?とも思う。
でも、仕方がない。
そういう特性なのである。
だから、褒める。
気分が上がるような褒め方をする。
「むちゃくちゃいいよ」
「すごいと思う」
「最高!」
そこに具体性がなくてもいい。
あなたの取り組みに私は感動したんだよ、ってことを伝えていく。
それでモチベーションが上がればいい。
エンジンにさえ火がつけば、それで素敵な未来が始まるのだから。
そんなΩ(オメガ)タイプだから、β(ベータ)タイプに対しても「すごいよね」「いいよね」って褒め方をしてしまう。
そういうとき、β(ベータ)タイプは恐ろしく塩対応をする。
「えっ?何がですか?具体的に言ってもらえますか?」となる。
成果につなげるために、成果が出ていれば褒め、成果が出ていないならば成果を出すための一手が欲しい。
褒めるならば、具体的に言ってくれないとよくわからない。
テキトーなこと、言ってんじゃねーぞ!となる。
そんな話をしていたら、α(アルファ)タイプの男性が、「僕らも成果を出すという点では同じなんだ」と言った。
成果を出すってことはちゃんとプロセスをがんばったってこと。
プロセスの大切さを知っているのがα(アルファ)タイプ。
だから、そのがんばりを認めることが大切なのだ。
ちなみに、このα(アルファ)タイプは、成果を褒められるのを嫌うところがある。
不思議なものだ。
β(ベータ)タイプは、ちゃんと成果を褒められたい。
そしたら、次もがんばるぞ!と気合いが入る。
「今回できた」ということは、「次回もできる」ということだから、ちゃんとそこを評価してもらえたら、「次もがんばるぞ!」と感じる。
ところが、α(アルファ)タイプはそれが負担になるらしい。
成果を褒められると、「次もがんばらなきゃ」というプレッシャーになる。
成果が出ても出なくても、まずはプロセスを認めてほしい。
あなたのがんばりを私は知ってるよ!
そんな感じで、がんばってる姿を見ていてくれたことが何よりうれしいんだそうだ。
ちゃんと見てくれているという安心感。
それが次回もがんばろう!につながる。
α(アルファ)タイプは愛されたい人たちである。
何のために褒めるか。
それは安心感を与えるためだ。
僕は君のがんばりを知ってるよ。
応援してるからね。
それが伝わるように褒める。
そういう安心感がα(アルファ)タイプのがんばりを生む。
そして、それは結果として成果につながっていく。
いかにして人を褒めるか。
ちょっと興味深いよね。
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